【オリジナル】嘘だらけの殺し屋家族 (ページ4)

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放課後__

「Aく～ん!」

『ん?』

帰ろうとした時に、紗夜先輩が走って来た。

『どうしたんですか?』

「はぁ、はぁ…今日の中休み、グラウンド見た?」

多分俺と姉さんの話だろう。

『いえ、見てませんでした』

「実はね、爆弾魔と首斬り屋…後、怖そうな人達が居てさぁ…その怖そうな人達が爆弾魔と首斬り屋に、グロい殺され方されてたんだよ…」

『爆弾魔と首斬り屋?』

「うん。爆弾魔は爆弾を投げて、爆破させてたの。首斬り屋は素早く首を斬り落としてたの…あぁ怖い怖い…」

爆弾魔は俺で、首斬り屋は姉さんと直ぐに分かった。

『もしそんな危ない人が現れても、俺が紗夜先輩を守りますよ。安心して下さい』

ニコッと笑うと、紗夜先輩は顔を赤くした。

「あ、ありがと…っ♡」

すると、背後から声がした。

「ほらほら、そこでイチャイチャすんな」

「リア充～」

姉さんと穂望先輩だった。

「ちょ、ちょっと!リア充って!」

『そうだよ。別に話してただけじゃんか』

「はいはい。言い訳はよして」

「普通話してるだけで、顔を赤くしないでしょ!」

姉さんめ…!

『姉さん、家帰ったら喧嘩(殺し合い)しよっか?』ﾆｺｯ

「げっ…」

『“げっ”て何だよ。酷いな』

「うっさい」

何度戦っても、姉さんは俺に勝った事が無い。

『帰ろうか』

「そうね」

「あ～今日、塾～!」

「私はバイトだ…」

紗夜先輩と穂望先輩と分かれ、姉さんと帰った。

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