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#43 ページ44
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〜〜〜
「親が…沙月が…何処に行ったんだ…」
千都はずっと泣いていた。
「…」
『どうしたの?楓__』
「僕、黒幕分かったかも。一度、僕等に会った事がある人物」
それだけ言って、楓は走って行った。
俺と千都は分からなくて、毎日恐怖で怯えていた。
やがて、楓が帰って来なくなった。
あの一言が楓の最後の言葉だったんだ。
流石に楓の能力じゃ、自身を守れなかったみたい。
千都は自分の家族を殺した犯人を探しに、俺から離れて行った。
俺等は徐々に楓の事を忘れて行った。
悲しみから忘れて行った。
そして、現在。
楓の能力があれば、千都を守れる。
黒幕__アルカット・セイバーから。
〜〜〜
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作者名：透 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年5月29日 14時
