【オリジナル】ある神様が、十個の力を取り戻すまで (ページ17)

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ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ__

朝早くからインターホンが鳴った。

『はーい』

玄関の扉を開けると

「おはよ、A」

昨日振りの千都が笑顔で立っていた。

『おはよ、千都。朝っぱらからどうしたんだ?』

「いやーさ、昨日契約したじゃん?その時にオッドアイに変わったり、戦闘力が上がったりしたんだけど、どの位上がったのか知りたくて…」

『取り敢えず、中入りな』

「はーい。お邪魔しまーす」

俺は千都を中に入れた。

「やっぱ誰も居ないんだね」

『あぁ』

両親が死んだなんて、信じれなかったけどな。

千都はリビングに設置してある、ソファーに座る。

『それで?戦う?』

「うん、その為に来たんだしさ」

『でも家で戦えないぞ?』

「大丈夫。俺の能力で行けるから」

そう言って、能力を発動させた。

「創作【バトルフィールド】」

そっか。千都の能力、変わってない。

以前同様、【創作支配】。

そして、大会予選で出した【雷支配】。

「それじゃあ開始しようか」

バトルフィールドに変わった今、互いに力を解放させた。

『あぁ良いよ…災害【大津波】』

「雷符【サンダース】」

俺の起こした大津波に、雷が落ちた。

「あばよ、A!」

千都は俺を掴んで、大津波に投げ込んだ。

『っ…』

水の中に投げ込まれ、感電して動けず沈む。

どんどん深くなって行く。

『(この状態じゃ…溺れ死ぬ…)…ｺﾞﾎﾟ…』

口を開いたのが失敗だった。

身体の中を電気が走る。

『(…災害【竜巻】)』

俺の真下で発生して、竜巻で水中から出された。

『これは予想外だな…』

まだ身体が電気で痛い。

『でも…無理してでもやるのが、俺だから。浮遊【荒川千都】。格闘【連打撃・地】』

俺は千都を1回浮遊させ、地面に叩き落とす。

『悪い、軽い仕返しだ』

「ﾁｯ…創作【結界バブル】」

千都の周りにバブルの様な結界が貼られた。

『格闘【破壊殺】』

だけど、俺には弱い物で、簡単に破壊出来た。

『ふはは…千都、バーカ。災害【雷】』

千都の扱うサンダースと似てる技。

だけど、俺の方が威力が高い。

「あ、う…」

麻痺を起こして、気絶した。

その瞬間、家に戻った。

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