【名前変換オリジナル】それは絶対に叶ってはいけない恋 (ページ10)

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『警察長、誠に申し訳ありませんでした』

「申し訳ありませんでした」

私は先輩と共に、警察長にお辞儀をする。

颯太君が目の前に居たのに、逃してしまった。

「顔を上げなさい」

そう言われ、私達は顔を上げて姿勢を正す。

「今回は仕方がない。急に現れた奴を逮捕するなんて、無茶だ。作戦を立てて、絶対に逮捕しよう」

「『はい』」

「後、瀬川さんは怪我人なんだ。無理するんじゃないぞ」

『分かりました。でも、出来る限り捜査を続けます』

警察長はニコッと笑い、一回頷いた。

「それでは、捜査に戻ります」

「あぁ、分かった」

私達は捜査室に戻った。

『ん?』

席に座った時、携帯が鳴った。

『もしもし』

「［やっほーAさん］」

颯太君からの電話でびっくりした。

『電話番号…どうやって知ったのよ』

「［ん～企業秘密かな］」

『それで?何の用よ』

「［今日の夜、この街の一番綺麗なスポットに来てね］」

それだけ言って、電話が切れた。

『(この街の一番綺麗なスポット…か)』

あの場所しか思い付かない。

罠か分からないけど、行くしかない。

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