【d!】家出した幼い少女の心は (ページ15)

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15話ページ15

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gr「おーい、Aー」

数分後、グルッペンさんが私の名前を呼んでこちらに歩いてきた。

後ろからトントンさん、ロボロさん、ゾムさん、鬱さん、ショッピさん、チーノさんが来ていた。

『皆さん…！』

私は小走りで向かっていく。

それに着いて行く、コネシマさんとシャオロンさん。

shp「これ、気に入ってくれるか分からないんやけど…あげるわ」

『あ、ありがとう御座います…！』

ショッピさんはある服を私に渡す。

灰色のぶかぶかとした、パーカー。

そして、紺色のショートパンツ。

他にも下着類も渡してきた。

『でも、何でこれらを…』

shp「ん"ん"…事情があるんや」

kn「ロリコンやしなぁ」

shp「クソ先輩黙って下さい」

私は首を傾げるも、すぐに戻った。

何でかは分からないけど、事情があるなら追及しない方がいいだろう。

『じゃあ…着替えてきても…？』

tn「ええで。…あーまず、風呂入った方がええかも」

rb「風呂入ってる間に、今着てる服を洗濯…やな」

『わ、分かりました！えっと、お風呂場はどこに…』

zm「あっちやな。着いてきてくれ」

私は率先して案内してくれるゾムさんに着いていった。

sha「あ！俺も行くわ！」

ut「俺も俺も！」

ci「俺も行きます！！」

『(え、え…！？)』

案内してもらうだけなのに、なぜか三人が着いてきた。

ゾムさんは「はぁ」と溜め息を漏らして、スタスタと歩いていってしまう。

『ぞっ、ゾムさん、ま、待って…！』

zm「！…す、すまん…ゆっくり歩くな…？」

と、ゾムさんは振り向いて顔を赤く染めた。

私はゾムさんに追い付き、一緒に並んで歩いた。

『はぁ…はぁ…』

zm「すまん…走らせてしもうて…」

『いや、だい、じょうぶ、です…ゾムさんが、謝ることでは、ないので…』

ゆっくり歩いているうちに、呼吸が整ってきた。

sha「お前ら速すぎん？」

ut「てかゾムが速いし、Aちゃんに走らせちゃってるもんな」

zm「悪かったなぁ！」

ci「悪気無いですよねw」

zm「あるわ。お前ら相手なら無いんやけど」

sha.ut.ci「酷いなw」

三人も合流し、仲よさそうに話す四人。

…私もいつか、この輪の中に入れればな…

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