【オリジナル】マフィア (ページ12)

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『おはよ』

軽く挨拶して、教室に入る。

俺が入ってきたと同時に、皆が駆け寄って来た。

「ねぇA!どういう事なのか説明してよ!」

「お前がそういう奴だったとは…」

『は?何言ってんのか分かんないだけど。説明してくれ』

急に何かを疑われた事で、俺は腹が立った。

「Aが裏会社”Mafia“ってとこの会長って…」

その言葉を聞いて、俺は驚愕した。

『(誰がそんな話を…)』

一瞬、雨雲や狂乱の者やMafiaの誰かの仕業かと思ったが、次の言葉が可能性が潰れた。

「6年の人がそうだって、言ってたけど…どうなの?」

『6年?』

「俺の事だよ」

扉に寄りかかっている男子が目に入った。

『お前か』

男子の胸ぐらを掴んで睨む。

「やっぱお前のその反応…会長なんだろ?」

『違うな』

「じゃあその俺に対する圧や殺意は何なんだ?」

『知らねぇよ。お前が錯覚してるだけだろうが』

俺はそいつの耳元に顔を近付け、囁く。

『お前の家庭、これから大変になるな』

「おい、それってどういう…」

『あ?何の事だ?』

その時、チャイムが鳴り、6年男子は戻って行った。

「何話したの…?」

「てか、真偽はどっちなんだよ」

『なぁ皆、アイツの言った事が間違いだ。良いな?』

驚いてる皆に釘を打って、授業が始まった。

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