もう一つの舞台 ページ5
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「円堂と西川、二人きりにして大丈夫だったのか……？」
「ああ、おそらく円堂なら乗り切れるだろう……」
円堂の部屋を後に、廊下を横一列に並んで歩く豪炎寺と鬼道。
彼らは、美琴との物理的な距離は遠ざかっているのにも関わらず、それに反比例するかの如く会話内容は、美琴のことで持ちきりで、不安の色を滲ませながらひっそりと話していた。
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「そうか！俺と同室なのか！」
「『なのか』って円堂、初日に皆でクジ引きしただろ？」
「あ、ああー！そうだったな！！」
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洗濯が終わって再度部屋へと戻ってきた美琴と、ぎこちない会話を交わす円堂の傍ら、彼の向かい側でパイプ椅子にそれぞれ腰を掛けていた鬼道と豪炎寺は、そんな彼らを静かに見守っていたのだ。
「クジ引きで決めたのは確かだが、肝心の西川は一人部屋になることが決まっていたから参加してなかったよな……？」
「ああ……」
二人は慎重に答え合わせをするかのように、事実を一つ一つ確かめ合う。
「前日の、シチューの話をしたらアイツは平然と返していたことから考えるに、今までの記憶は引き継がれているようだが……」
「一体、アイツの身に何が起こっているんだ……？」
今こうして二人が用心しながら確認し合うことにも理由があり、美琴から告げられる話のほとんどが 先ほどの部屋割りの話のように『大まかには合っている、が＿＿』と、ほんの少しだけ事実と噛み合わないモノばかりなのだ。
「……まるで、俺たちの知らない別の世界で、あの西川が本当に存在しているみたいだな」
鬼道の、ふと零されたその言葉に
豪炎寺は静かに頷いた。
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簡潔に言ってしまうと、
この夢主くんはパラレルワールドから来た、という設定です。
なぜこっちの世界に来てしまったか、という理論的なことはまだ考えていませんが
『本編で描いていたのがこの夢主くんだったら、この場面はこうだったんだろうな、、』なんて妄想しながらストーリーを考えてます(笑)
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ロボッピ(プロフ) - 続きがすごく気になります。更新頑張ってください (6月30日 18時) (
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作成日時：2020年10月4日 3時
