あの日のこと レオナ編 ページ4
✤喋り方なんか変です
次は俺か…
まぁ俺も普段となんも変わらない
植物園で寝てたら彼奴が来て
「レオナ先輩?」
「あぁ?」
「どーも 遊びに来ちゃいました」
睡眠の邪魔されて
尻尾も踏まれて
その詫びとして膝枕させたんだよ
そんときの彼奴の顔
一度も見たことがなかった顔してた
なんてゆうか…今にも消えそうな顔してた
てか匂いがいつもと違った
んで気づいたら彼奴はいなくて
彼奴の悲鳴が聞こえて
行ったらいなかった
まぁだいたいみんな同じだろ?
だがいつもと違うのは
彼奴が寮長全員に会いに行ってたってことだ
ん?あぁ…彼奴は毎日俺や他の寮長に会いに行ってるわけじゃないんだ
同じクラスの赤毛の坊ちゃんは毎日会ってるがな
ただ毎週1回は会うな
だから不思議だったんだあの日
寮長全員が彼奴に会ったって聞いて
もしかしたら彼奴は自分が失踪することを知ってたのかもな
赤毛の坊ちゃんの言うように彼奴は時々
目になんも映さない
ただみられるだけの宝石みたいにな
そいや 彼奴の魔法石…見る角度で赤く見えるなんてあったか?
俺は覚えてないんだが 赤く見えた記憶なんてないぞ
あーだが 彼奴が消えた後に見たら赤く見えたな…
以上だ
✤
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作者名:🍊 | 作成日時:2020年6月3日 13時