7人。2

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緑side





今日はみんなで出かける日！









しかも、俺の大好きな服屋さん巡り！！









ほんま楽しみやわー！









照史の運転する車の中で、そんなことを考えながら1人でわくわく。









桃「なあ、そういえば神ちゃん、その靴どこで買うたん？」









「あー、これは古着屋さんやで。前の会社の近くにあんねんけど、けっこうええのあんねん」









桃「そうなん？じゃあ今日そこも行こうや！」









「おん！」









紫「でもすごいよな。ほんまに見えてるみたいに服選ぶもんな。神ちゃんほんまに見えてないん？」









「見えてないわwでも家にあるもんは全部覚えてるから、触れば何の服か分かるで」









赤「すごいわー。俺絶対無理」









橙「しげはみんな服の形一緒やもんw」









黄「ほぼジャージかTシャツよなw」









赤「おいwバカにすんなやw」









「www」









そんないつものような他愛もない話をしながら、いろんな服屋さんを見ていく。









「これは……MA1?」









桃「そやで。今持ってるのがカーキで、あと黒とネイビーがあるで。」









「んー、黒とカーキやったらどっちがええと思う？」









桃「俺的にはカーキの方が似合うと思うで！」









「のんちゃんがそう言うんやったら、カーキにしよかな！」









青「ん、なになに？あ、それ神ちゃん買うん？それええな。俺も買お！」









黄「おい、ええ歳した男がお揃いの服って大丈夫かw」









緑青「ええやん、別に！」









こんな感じでいろんなとこで買い物してって、 そろそろ帰るんかな、と思ってたら。









赤「じゃあ、そろそろあそこやな」









橙「了解！」









「どこ行くん？」









紫「内緒〜」









俺以外はみんなどこに行くんか分かってるらしい。









橙「着いたで！神ちゃん降りて！」









そう言われて車から降りると、なんか懐かしい匂いと雰囲気がした。









赤「表札あるから、触ってみて」









言われた通りに触ってみると、彫られている二文字。









「……神山」









10年ぶりに帰る、俺の実家やった。

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