7人。2

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青side





昨日のみんなの話聞いてて、俺の中には苛立ちしかなかった。









なんでみんな気づかへんの？









もう関わらんといてなんて、そんなん嘘に決まってるやん。









心ん中ではみんなで一緒におりたいって思ってるに決まってるやん。









俺らがおらんかったら寂しいに決まってるやん。









神ちゃんって人見知りやから、たぶんあんまり友達とかできてないんやと思う。









やから余計に俺らが必要やのに。









しげまで「諦めるしかないやろ！！」なんて……









腹立ったから、俺1人でやってやろうと思った。









俺が神ちゃんを元通りにする。









神ちゃんがあんなこと言うまでに何があったんかは知らんけど、とにかくここでなんもせんかったら、また神ちゃんは1人になってまう。









俺がやらな。









で、いま俺は神ちゃん家の前。









ちょうどインターホン鳴らそうと思った時、









緑「うっ…………ぅあぁああああああ！！！」









神ちゃんが叫んだ。









やっぱり。ずっと悩んでるんや。









俺はすぐにインターホンを押して声をかけた。









「神ちゃん？俺やけど。何1人で叫んでんねん。ちょっと出てきてや」









しばらく反応がないから、もう1回声をかける。









「なあー？神ちゃーん？」









すると、ゆっくりドアが開いて、神ちゃんがめっちゃおそるおそる顔出した。









「神ちゃん、ちょっと来てや。話し相手がおらんくてさ、一緒に喋りたいねん」









緑「お……おん。……ちょっと待ってて」









そう言って、着替えてきた神ちゃんを連れて、向かったのは河川敷。









2人で座って、めっちゃ不安そうな顔しとる神ちゃんに俺は話し出した。

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