平和とか、正義とか。 (ページ14)

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最強ページ14

夏油side

あの日からずっと…考えてる。
あの日から…1年。

Aと悟は本当に最強になった。

五条『ね、これ投げてくんない？』

と手渡されたのはペンと消しゴム

硝子と2人で一気に投げるとペンだけが当たるギリギリで止まって、消しゴムだけがコツンと頭に当たった。

『！！』

夏油『術式対象の自動選択か？』

五条『そう、Aもやれば出来ると思うよ、
俺の無下限呪術コピーできるっしょ？』

『やだよ、無下限呪術をコピーしてるんじゃなくて、私は呪力は無限じゃないよ、人よりも多いだけで、悟の術式はコピーするのでさえやっとだよ。最近は威力がやっと似てきたってぐらいで、
出しっぱなしに出来るほど私体力ないよ』

五条『そ？、これ結構エコだと思うだけどな～』

Aも自分の術式を開発したり、あの日からずっとずっと強くなった。

ましてや、悟にも勝るほどの強さ、それほど彼女の術式は強い。そして器用だ。反転術式、術式順転、
他人のものをコピーし、自分のものにする。

あの日、向いてないと言ったのは、多分強さじゃない。ただ、彼女が単にそう思ったのだろう。

『傑、傑！』

夏油『ﾊｯ、…なんだ？』

『ちょっと大丈夫？？熱あるんじゃない？しかも痩せたでしょ？』

夏油『ハハ…大丈夫だ、ただの夏バテさ。』

昨年頻発した災害のせいか、
蛆のように呪霊が沸いた。

祓う、取り込むその繰り返し。

祓う、取り込む

皆は知らない呪霊の味

吐瀉物を処理した雑巾を丸のみしている様な

祓う、取り込む。

一体誰の為に？あの日から自分に言い聞かせてる。
術師として人を救う選択をしてきたはずだ…
ブレるな。

強者としての責任を果たせ。

夏油『猿め…。』

--------ｷﾘﾄﾘ線--------

『傑…最近大丈夫？忙しいもんね。』

夏油『ん…？あぁ。』

灰原『夏油さん！Aさん！』

夏油『灰原…、』

1個下の後輩灰原、何故かこんな私に懐いている

灰原『明日、遠出の任務なんですよ!!』

『へぇ、気をつけてね～』

夏油『お土産頼む、』

灰原『了解です！』

夏油『灰原…術師やっていけそうか？辛くないか？』

灰原『そうですね～、自分は物事をあまり深く考えないタイプなので、でも自分に出来ることを精一杯頑張るのは気持ちがいいです。』

夏油『そうか…。そうだな。』

??『君が夏油くんと佐野くんか？』