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交換日記 ページ7





そう言って、私は胸ポケットから生徒手帳を出した。





『んえ?は?嘘だろ?』
『ん?どしたの?
『あんたさぁ、その手帳の色…もしかして3年?』
『ん。そーだけど。君は?』
『2年』
『え、嘘。私は年下にこんなに態度で隠されてたわけ?』
『しょうがないじゃんあんたがちっちゃいんだから勘違いしたんだよ』






…む。この男。私が気にすることを…
どうしても反抗したくなった私は生徒手帳の白いページを開いて文字を書きなぐった







「小さくないし」







それを渡すと彼は負けじと私の生徒手帳に書きなぐりをしていった。





「小さいだろ。チビ」
「あんたねぇ?仮にもあたし、君より年上だから!先輩でしょ?敬語は?」
「いいじゃん、フラットな関係で行こうよ笑」
「なに?もう、ダメに決まってんじゃん」
「いいよ、あ、そうだ。名前教えてよ名前笑」
「…小瀧A。あんたは。」
「俺?高橋恭平だけど。」
「へー。高橋かぁ、珍しいね笑」
「あ?んだよ。」




彼との会話がちょっとだけ楽しいなって、思ったんだよ。
君は一つ下だけど、なんか、偉そうで楽しそうで私を楽しそうにからかう。 出会って何分。そんな関係だけど教室にいるあいつらより
金切り声で笑うおつむの弱い女達より
この、高橋恭平といる方がずっと楽しい。




「ありがとう」
「何が」
「追い出さなくて…こんな変な女を」
「追い出してもいいんだよ?」
「きゃー」
「嘘だよ。さ、理由教えてよ?」
「しょーがないな。君のしつこさには負けたよ」

毛布の温もりと君の優しさ→←厳かな儀式



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作者名:china | 作成日時:2018年6月29日 18時

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