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大切な人 ページ6

Aside

あ「、、疲れた。」

こんなに本気で走ったのいつぶりだろう。

てかここどこ?拓真置いてきちゃった。

、、だめだ。どうやっても彼の姿が焼き付いて離れない。


髪が伸びて、色も黒く染めていた。少し大人びたような彼だけど、あの笑顔は全然変わってなくて、、

すごく、かっこよかった。


あの一瞬でこんなにも見てる自分に呆れる。



拓「A!」

あ「おわ!拓真!!」

あ「お、おつかれ。」

拓「おつかれじゃねえよ!!急に居なくなんなよ!」

あ「ごめんなさい、、」

怒ってらっしゃる。

拓「てかここどこだよ、とりあえず戻るぞ。」

あ「やだっ!!、、あ。」

私の手を掴んだ拓真の手を慌てて振り解く。

あ「ご、ごめん!」

拓「あ、いや、悪い。、、どした?」

あ「いや、なんでもない。今日はもう帰ろう?」

拓「、、そうだな。」

ごめんね拓真。だけど、あそこにはもう戻れないの。

また彼を見てしまったら、自分がどんな感情になるのか、なんとなく分かってるから、、









車に乗っても、考えるのは彼のこと。

拓真も珍しく何も言ってこない。

チラッと彼を見ると、ただ前を向いて運転してる。

ほんとはいろいろ聞きたいはずなのに。

あ「何も、聞かないの?」

拓「聞いてもいいの?」

あ「、、うん。」

小さな声で答えた私の方を見たかと思えばクスッと笑って、ポンポンと頭を撫でる。

あ「な、なに!」

不覚にもドキっとしてしまったじゃないか。

拓「そんな顔してるのに、無理に聞けるわけねえだろ。」

そんな顔って、、どんな顔してた?

お調子者の拓真に気を遣わせるくらいの顔って、、相当ひどかったんだろうな。

あ「、、ありがとう。」

拓「素直すぎて怖いんだけど。」

あ「失礼な!」

私がせっかく感謝の意を述べてるというのに!この男は!!

拓「Aの口からありがとうを聞ける日が来るとはな、、」

あ「一生言わない!!」

拓「は!?もっと感謝するべきだろ!?」

あ「そうだよね、、」

拓「え、」

あ「なんて言うわけないでしょ!!(笑)」

拓「うわ!お前ふざけんなこのやろ!」

あ「ちょ、やめて!!前見てよー!」

運転中なのに、私の頭をわしゃわしゃして、お陰で髪ぼっさぼさ(笑)

でも、拓真と話すと必ずこうやって、いつのまにか笑ってる。

だからほんとに、感謝してますよ拓真さん。

言わないけどね!!!!

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設定タグ:キスマイ , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちーず | 作成日時:2018年3月6日 13時

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