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治らない癖 ページ45

2 side

何回同じ過ちを繰り返すんだろうって自分が嫌になる。

恥ずかしさから逃げるのが俺の悪い癖。

俺の中でAと結婚することはもう決まってるようなもので、Aもそう思ってくれてると思ってた。

てか、そう言ってくれたし。

だから、結婚しようとか結婚してくださいとか、そういう定番の言葉は無くてもいいかなって。

そんなの言わなくても分かってくれるって勝手に決めつけてた。

実際分かってくれてるとは思う。

だけどそうじゃなくて、そういう俺の甘えた考えに怒ったんだろう。



あんなに怒ってるA、初めて見た。

2「はぁ、、」


それにしても、遅い。

頭冷やしてきますって、、

どこ行ったんだよ。



もう外は暗くなって、空気も冷たくなってきてる。

友達のとこかな。

また、泣いてんだろうな。

そろそろ愛想尽かされそう。


そう考えると今すぐにでも謝りたくなったけど、勢いで行くとまた何を言ってしまうか分からないからとりあえず帰りを待つことにした。














2「遅い。」

3時間経っても帰ってくる気配はなくて、連絡もない。

お互いいい大人だし、早く帰って来いなんていつもなら言わないけど、状況が状況。

仕事も終わってるし、疲れてるはずなのに。

帰って来ないなら来ないで連絡くらい、、


2「もしもし。ごめん、そっちにAいる?」

s『え、Aちゃん?いないけど。どうした?』

2「あー、いや何でもない。じゃあま....

明『Aちゃんが何!?なんで一緒じゃないの?』

2「いや、あの、たぶん友達のところとかだと思うので大丈夫です。」

明『大丈夫じゃないでしょ!!また何かしたの!?』

2「、、そう、ですね。怒られました。」

明『怒った!!!?何それ、どういうこと!』

2「、、、」

明『あ〜もう!まあいいや、きっとAちゃん今頃後悔で押し潰されそうになってるだろうから。早く見つけないと、、』

明『それに、沙羅ちゃんや芽衣ちゃんの家は歩いて行ける距離じゃないからね。』

2「え!?」

明『私も連絡してみるけど、二階堂くんが見つけないと意味ないからね。」

2「はい。」





急に胸がざわざわして、いつの間にか外に飛び出してた。


走ってる間も電話を掛け続けたけど、一度も繋がらない。

2「どこにいるんだよっ、、」

こんな寒い夜に1人で居るのかもしれないと思うと、不安で仕方がなかった。

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設定タグ:キスマイ , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちーず | 作成日時:2018年3月6日 13時

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