「好き」は言葉で【２】 (ページ20)

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衝撃の事実ページ20

2 side

ピンポーン

2「、、早い。」

あ「すみません！楽しみすぎてつい(笑)」

2「ん、どうぞ。」

あ「うわぁ～！」

Aを家に呼ぶのは初めてだから無理もないけど、そんなキョロキョロされたら恥ずい。

あ「なんか、私の部屋と似てる！」

2「あぁ、それ俺も思ってた。」

あ「ほんと？？なんか落ち着くな～。」

最近やっと敬語が少なくなってきた。

俺がAん家に初めて行った時感じたことと同じこと言ってくれて、ちょっと嬉しいとか思ってる。

欲を言えば名前で呼んでほしいけど、

あ「二階堂くん！！」

こうやって笑顔で寄ってくるもんだから、それだけでいいかって思う。

だけど、

2「なに？」

あ「千賀くんたちはいつ来るの？」

今日はその笑顔の理由が千賀だから、素直に喜べない。

2「まだだろ、Aが来るの早すぎだから。」

あ「そっか(笑)」

2「そんなに楽しみ？千賀に会うの。」

あ「ううん！、、あ、いや、」

即答で否定したAに思わず笑ってしまう。

あ「千賀くんに会えるのも楽しみだけど！！！彼女さんに会うのも楽しみだから、、」

慌ててフォローしてるけど、もう遅いからな。

ピンポーン

あ「あ！！」

え、早くない？もうちょっと2人でいたかったんだけど、、

とか考えてるうちにもうAが勝手に玄関に向かってる。

あ「え！！！？」

2「どうした？」

先に入ってきた千賀には目もくれず、千賀の彼女とAがお互いに目を全開にして固まってる。

あ「あああ明里さん！！？」

明「Aちゃん！？え！なに！？なんでいるの！？」

2人ともうるせぇ、、

s「え、知り合い？」

明「職場の後輩、、」

あ「せ、先輩です、、」

うわ、すっげ。

こんなことほんとにあるんだ。ドラマじゃん。

2「とりあえず中入って。」

寒い空気が入って、せっかく暖めた部屋が冷えていく。

2「なにこの沈黙。」

s「ね、気まずいんだけど(笑)」

あ「あ！えっと、二階堂くんのか、彼女の、Aです！！」

急に喋り出したかと思えば千賀に自己紹介してて、しかも自分で彼女とか言ったから顔真っ赤だし(笑)

s「あ、そっか、初めてだもんね！千賀健永です。よくニカから話聞いてるよ。」

2「千賀！」

s「なんで、いいじゃん(笑)」

何恥ずかしいこと言ってんだよとか思ったけど、

Aの視線はもう彼女にいっててたぶん聞こえてない。