60話 誤解 ページ22
里佳子「ふーん…そんな事があったのね」
ラブレターの相談(？)を里佳子にしていた正樹は一応報告した。
二堂の名前は伏せて。
里佳子「事の発端は全てアンタが原因ね」
正樹「…自業自得です」
里佳子「んー…まぁ、よかったじゃない。アンタの事そんなに好きって言ってくれる子がいて」
正樹「…うん、そうだね」
どこがいいか分からないけど。
とボソッと付け加えられた里佳子の言葉は聞かなかったことにした。
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その日の放課後
「二堂さん、正樹先輩に告白したって本当！？」
2年の女子部員数人に囲まれている二堂を見つけたのは部活の終わり頃だった。
二堂「…っえ」
なんで知っているのかと困惑気味な表情を浮かべている二堂。
それもそうだ。あの時周りには人がいなかったはずである。
俺自身、その事を言ったのは海崎ただ1人であり、そもそも二堂の名前を出てはいない。
Aちゃんが言いふらすとも考えられないし…。
「実は丁度その時校舎裏に居合わせてさ、影から聞いちゃって…！」
ごめんね、と別の女子部員。
二堂さん、正樹先輩が好きだったなんて知らなかった〜とまた別の女子部員。
二堂「あ…え、…っと」
まさか聞かれていたとは思っていなかった二堂は頬を赤くして黙る。
「でもA先輩と正樹先輩を付き合わせようとしたのは流石にビックリだったわー」
「え！何それどういうこと？」
二堂「…っ！」
「なんか、告白した後にね…」
正樹「ちょっと、いいかな」
二堂「！」
二堂の隣にスっと立つ。
正樹「今、部活中だからそういう話はしないでほしいな。」
「あ…すいませ…」
正樹「あと、」
正樹「俺をこんなに好きって想ってくれた子を、あまり困らせないであげてくれるかな？」
正樹の言葉により怒られると思っていた部員達は二堂の少し泣きそうになっていた表情に気づく。
「ごめんね二堂さん！そんなつもりなくって…！こういう時しか話せないかなって…。」
この子達も二堂をさらし者にしようと思っていた訳ではなく、ただ単にその話で盛り上がりたかっただけらしい。
部活終了後、誤解が解けたあの子達と二堂ちゃんが仲良く下校している姿を見つけ、一安心した正樹であった。
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部活終了後
「ちょっと、今日の正樹先輩かっこよくなかった…？二堂さんが好きな理由わかった気がする〜」
二堂「かっこよかったねぇ…」
「でも、やっぱり私は結城先輩派かな」
「わかる」
二堂「えぇ…」
続く (更新停止中)
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白銀の九尾、白火@ルア - わふー！久し振り！読んだぜ！訳あって携帯だけど気にすんな！流石鈴臨だね♪また更新楽しみだよ！ (2014年2月27日 8時) (携帯から) (
レス) id: fe3c4aef14 (このIDを非表示/違反報告)
ふわの*(プロフ) - 「丁重にお断りさせて頂きます」黄瀬が黒子っちにフられたトコですねｗ (2013年8月18日 19時) (レス) id: f6dd477fe8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴臨 - ありがとー！！これまで見てくれてありがとね！！続編も頑張りますっ！ (2013年2月28日 21時) (レス) id: dcd8aaebcc (このIDを非表示/違反報告)
白銀の九尾、白火 - イヤー><！！続編おめでとう♪コメントも評価も、僕が一番なんだ！！頑張ってねー！ (2013年2月28日 17時) (レス) id: 57862f179e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴臨 | 作成日時：2013年2月27日 21時
