額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ10)

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その時だった＿＿＿何かが私の腕を掠めて､腕から血が溢れ出してきた｡暗闇でよく見えないが掠めた部分を触ると暖かい血が流れていた

温かさを感じると共に激痛が腕に走った｡そして私達を襲ってるやつは消えたのかそれ以上の呪文が聞こえてくることは無かった

血は溢れとめどなく出てくる､私は手にしていたタオルを怪我した部分に強く巻き付けた｡応急処置はこれぐらいしかできない

土埃の中から光が飛んできた

ハ｢A！A！血が…｣

ハリーの杖から出た光は何故か安心感を与えてくれた

ダ｢A､何があったのじゃ｣

ダンブルドアはそう言いながら私が怪我した部分に呪文をかけて応急処置をしてくれる

『襲われたんです……っ､』

呪文で血は止まったものの痛みは収まることがなく私は冷や汗を吹き出していた

ハ｢先生､マダム･ポンフリーを呼んできましょうか？｣

ダ｢いやここにおるのじゃ｣

ダンブルドアはそういうとハグリッドの小屋の方を指し示し､クラムを失神の呪文から目覚めさした

ハグ｢ダンブルドア先生!!＿これは一体…｣

ハグリッドは雷のような足音を鳴らしてクロスボウを背負ってやってきた

ダ｢ハグリッド､カルカロフ校長を呼んできてくれぬかの？＿＿それが済んだらご苦労じゃがムーディに警告を＿｣

?｢それには及ばん､ダンブルドア｡ここにおる…一体何があったんだ？スネイプがクラウチがどうのこうの言っておったが｣

ムーディ先生が唸るようにやってきた

ダ｢早く行くのじゃハグリッド｣

ハグリッドはダンブルドアに言われて体の向きをくるりと変え､駆け足で向かった

そしてどうやらクラウチさん眠ってるらしかった｡どこかに連れ去られなくてよかった

ダ｢どうやら眠っているようじゃな､聖マンゴ魔法疾患傷害病院に送るのじゃ｣

ムー｢承知した＿＿＿｣

私はそのムーディ先生の言葉を聞いてから､意識が無くなったみたいで倒れたのかよく分からないが視界がシャットダウンされた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ハ｢A!起きて､スナッフルスに｣

ハー｢ちょっとハリー､まだAは怪我人なのよ?ここにいた方がきっといいわ｣

ロ｢おいおい冗談だろ？怪我してる時ほど恋人に会いたくなるもんだろ｣

微笑ましい3人の声は小鳥の囀りとともに私の耳に入ってきた

『おはよう､皆｡どうしたんだい？』

ハー｢A怪我大丈夫?ハリーから色々聞いたわ｣

ハーマイオニーは心配そうに包帯が巻かれた部分を見つめてそう言った