額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ3)

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シリウスsaid

久しぶりにハリーやロン､ハーマイオニーと話すことが出来た｡Aを含め4人はとても聡明な子達だ

この子達がついているなら大方ハリーとAの心配をしなくともいいかもしれない

だがAの顔が浮かなかったのは私は見逃さなかった｡特に闇の陣営について話した辺りから様子がおかしかった

まさかAも何か関係があるのではないか？そう思うとたまらなく早くAと2人で話したかった

シ｢A､君は残ってくれないか？｣

そうすると彼女は｢あっやばい｣という顔をあからさまにして少し面白かった

『ねぇー私も帰っちゃダメ？』

甘く大人びた感じて言ったAが子供には思えなくて少しドキッとした

シ｢こっちにおいで｣

すると彼女は渋々と言った感じで座って､私はすかさずAの左手薬指について聞いた｡16歳のヴォルデモートに付けられた事､ヴォルデモートから愛されてる事を意味すること＿

何ともヴォルデモートに腹が立つがAの魅力に気づけたことは私も共感する

そしてもう少し聞いてみたんだ｡Aはどうするつもりなのだと＿＿＿すると彼女は高潔で気高い感じとは反対に華奢な少女のように涙を流した

そう泣く彼女は｢闇の陣営に加わろうと思ってる｣と言った｡耳を疑った､何故Aがそんなことをしなければならないのか？

何故ダンブルドアはAにそう言い渡したのか？その考えは分からないがこんなに彼女を苦しめているのに少し腹が立ったが

いつだってダンブルドアは間違った選択はしなかった｡これは仕方がないのかもしれない

私は今日言うつもりは無かったが､Aの話を聞き言わずには居られなかった｡Aが落ち着くのを待って言ったんだ

今言わなければ､きっとまた後悔することになる｡闇の陣営に加わるとなればいつ死ぬのか分からない｡

彼女に愛を囁けるのを残り少ないのかもしれないのだ｡そう考えると私は居てもたってもいられない

私は2つの箱を手で覆い隠すようにして持って､恥ずかしながら言った

シ｢私と婚約をしてくれないか？必ず君が卒業したら幸せにすると誓う｣

Aの表情を見るととても嬉しそうな表情そのものだった｡Aは少しの間をおいてはっきりとした声で言った

『勿論､これからもよろしくねシリウス｡』

私は嬉しくてAを抱き上げた｡そして婚約指輪を右手にはめ込んだ｡Aの右手の薬指と私の右手薬指につけた

あぁ愛しているAこの先も