額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ18)

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『ヴォルデモートは手紙を受け取りワームテールの失態は償われたとか言ってて誰かが死んだって言うことを話してたんです｡それで大蛇の餌食はハリーにするとか何とか…そして私達の傷が痛みました』

私は息をすることなく一気に言った｡するとハリーもいつもの調子に戻って言った

ハ｢それで僕達目が覚めたんです｡とても痛くって…それで先生に知らせようとして来たんです｣

ダ｢なるほど｡夏休みの時以外に傷跡は傷んだかね？｣

ハ｢いいえ､何故そのことを先生は知ってるんですか？｣

確かにハリーはダンブルドアに手紙を書こうとしたが私がシリウスに手紙を出した

ダ｢君達だけがシリウスと連絡を取り合ってるわけじゃない｣

ダンブルドアは私をチラッ見るとまた朗らかに微笑んだ｡

シリウスが私に指輪を送ったのは､端から知っていたというわけね

ダ｢只の仮説に過ぎんのじゃが､私の考えでは君達の傷痕が痛むのは、ヴォルデモート卿が君の近くに居る時､もしくは極めて強烈な憎しみにかられている時じゃろう｣

先生は私とハリーの目をしっかりと見つめて言った

ダ｢それは､君達とヴォルデモートがかけ損ねた呪いを通して繋がっているからじゃ｡それは只の傷跡じゃないのじゃ｣

『なら､別の遠い場所で起こった可能性があると？』

ダ｢否定はできん＿＿＿姿は見たかね？｣

ハ｢いいえ､椅子の背だけです｡でもどうして杖を持てているんだろう｣

私達は確かにと考え込んだ｡ヴォルデモートには体が無いはずだ｡でも何故体を持てるように？

ダ｢1つの仮説に過ぎんのじゃが､ヴォルデモートが権力を登りつめた頃､人が行方不明になるのが1つの特徴だった｡バーサやバーテミウス｡じゃがバーテミウスは聖マンゴに送った＿＿＿あともう1人､マグルがいなくなった｣

彼は｢魔法省は気にかけてないが｣と付け加えた

また再び沈黙は訪れた｡私はもう報告はし終わったと思い席を立つとハリーが口を開いた

ハ｢ネビルのご両親はどうなさられているのですか？今さっきのペンシーブで聞いたんです…｣

ダ｢＿＿＿そう言えば話したことは無かったかね？｣

先生はネビルのご両親について話してくれた､まず彼の両親は闇祓いで磔の呪文にかけられて一命は取り留めたものの磔の呪文の後遺症で両親はネビルを認識できないとの事だった

4年間知ろうとはしなかった｡いや知りたくなかっただけだ｡

私達はダンブルドアに礼を言って後にした