額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ17)

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ハ｢あっ……先生｡いけない事をしたのは分かってます＿＿＿そんなつもりは無くて…｣

ダ｢分かっておる｣

ハリーは犬で例えたらきっと耳が伏せているだろうなと思うぐらいしょんぼりとして言った

ダンブルドアは洗面台みたいなのからハリーが覗いていた水盆みたいなのを取り､校長の机に置いて彼は座ると私とハリーに向かい側に座るよう指示した

私達は座って目の前にある水盆をマジマジと見つめた

ハ｢これってなんですか？｣

ダ｢これかね？これはペンシーブ(憂いの篩)じゃ＿＿＿時々感じるのじゃが、この気持ちは君達にもわかると思うがの考えることや思い出があまりにもいろいろあり過ぎて、頭の中がいっぱいになってしまったような気がすることがある｣

ハリーそんな事ないけどみたいな顔をして私の方をチラッも見てきた｡私も｢同じく｣というようにハリーを見た

ダ｢そんな時はこれを使うのじゃ｡溢れた想いを、頭の中からこの中に注ぎ込んで、時間のあるときにゆっくり吟味するのじゃよ。物質にしておくとわかると思うが、どんな行動様式なのか関連性なのかがわかりやすくなるのじゃ｣

『それじゃ､これは先生の憂いなんですか？』

ダ｢その通りじゃ＿＿＿見せてあげよう｣

ダンブルドアはそういうと自分の杖をこめかみ辺りに当てた｡そして杖を引っ張ると銀色の髪の毛がくっついてきたように出てきた

ダ｢ファッジと話している時にこれを使っておったのじゃ｡急いで片付けたの､じゃがしっかりと閉じてなかったみたいじゃのう｣

ハ｢ごめんなさい｣

しかしダンブルドアは首を横に振った

ダ｢好奇心は罪ではない＿＿＿しかし好奇心は慎重に扱わなくてはならぬのじゃ｡誠にそうなのじゃよ｣

ダンブルドアはそういう経験があったのか少し眉を顰めて言った

ダ｢それでじゃが､君達は私に話があるようじゃったな?｣

ハ｢はい先生､さっきの占い学の授業で＿＿＿居眠りをして…｣

ハリーは怒られるのではないかとビクビクしていたがダンブルドアは怒ることなく｢よう分かる､続けるが良い｣と言った

ハ｢それで夢を見たんです｡また僕達同じ夢で＿＿＿｣

ハリーはあの生々しい夢を思い出したのか言葉を詰まらせたのを感じて私が代わりに話し始めた

『ヴォルデモートの夢だったんです｡ワームテールを拷問していました｡ワームテールはご存知ですよね？』

ダ｢知っておるとも＿＿＿さぁその先を｣