額に傷を持つ2人~炎のゴブレット<転･結>~《ハリーポッター》 (ページ12)

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『大丈夫だよ､ちょっとしたかすり傷だから…』

シ｢そうか？そうには見えないけどな｡無茶をするなA｣

彼はそういうと優しく腕が痛くならないように抱きしめた｡呪文が腕じゃなったかったら十分死ぬ可能性はあったから

彼は心配そうに私を見つめたが私がケラケラと笑うと優しく微笑み話を戻した

シ｢誰かが2人を殺そうとしてるのは明らかだ。ロン、ハーマイオニー、2人から目を離さないでくれ｣

ロンとハーマイオニーはゴクリと唾を飲み込み､私とハリーは目だけ見合わせていた

シ｢いいかい？夜に抜け出すのもダメだ｡できるだけ1人で行動するのを避けるんだよ｡なにか連絡があればAに伝えてくれ､そうすれば連絡は取れる｣

シリウスはそう言い終わると私の方をチラッと見てウィンクをした｡隣にいるハリーは何で連絡が取れるのか不思議に思ってるみたいだ

シ「兎に角､第3課題に備えるんだ。失神の呪文とか、武装解除呪文とか…いいね？君たちは自分のことだけを考えてくれ」

だけど､ハリーはそれに納得できていないのか頭を傾げさせて言った

ハ「でもこの1年間誰も僕とAを襲おうとしてないよ！こないだだってAには呪文が当たったけど失神の呪文じゃなかったじゃないか」

ハー「あなた達の名前をゴブレットに入れたのを忘れないでよ」

ハ「だけど、クラムのことは襲っても…」

シ「ハリー、何が起こってるのか誰にもわからないんだ。だから今はとりあえず、次の課題に集中していてくれ…いいね？」

ハリーはそのシリウスの言葉に返事をする気配が無かったので私が代わりに返事をした

『ありがとうシリウス､何とか上手くやるよ』

シ｢A､もう1回言うが無茶をしないでくれ､いいね？｣

『分かってる』

と狡猾そうな笑みを浮かべるとシリウスは愛の言葉を囁きどこかに行った

次の闇の魔術に対する防衛術の授業のあと、私達はムーディにクラウチについて尋ねようとしていた。どうやらムーディ先生も疲れが溜まっているのは目に見えていた

ハ｢先生､クラウチさんを見ましたか？＿＿＿その忍びの地図で｣

ハリーはどうやらムーディ先生に忍びの地図を渡したのかそう言った

ムー｢いいや､彼の名前は載ってなかったぞ｣

ロ「姿くらまし？」

ハー「だから、ホグワーツの中じゃできないのよ！」

私はハリー達の後ろで話を聞いていた､何でこんなにムーディ先生は疲れているのだろうか？

ムー｢A､君は何も見ていないのだろう？｣