9時間目 ページ11
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「…何してるの、赤羽くん。」
「あ、おはよー浅野さん。」
翌日、カルマは誰よりも早く来て、タコを教卓に乗せてナイフを突き立てていた。殺せんせーを殺すというメッセージだ。カルマの狂気的な雰囲気がひしひしと伝わってくる。
「今日は沢山仕掛るよ。ちゃんとした先生を殺せるなんて、嬉しくて嬉しくて。」
「赤羽くん…。」
秀華は1人で殺すなんて無謀だと、伝えたかった。しかし、カルマの停学理由を知っている以上、止めることは出来なかった。
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しばらくして生徒全員が教室に揃った頃。殺せんせーが教室のドアを開けた。おはようございます、と殺せんせーは挨拶する。いつもなら生徒からのレスポンスがあるはずなのに、今日はない。
「…ん？どうしましたか皆さん？」
皆にそう問うてから殺せんせーは気づいた。教卓の上に突き立てられたタコに。そこへカルマが声をかける。
「あっごっめーん！殺せんせーと間違えて殺しちゃったぁ。捨てとくから持ってきてよ。」
「……わかりました。」
殺せんせーはタコを掴みあげると、ゆっくりカルマの方へ歩き始めた。カルマは体の後ろにナイフを隠し持っている。
ﾋﾟﾘﾋﾟﾘと緊張した空気が教室を包む。するとその瞬間、殺せんせーの触手がドリル状に変化した。予想外の変化に皆驚く。更に殺せんせーはマッハ20のスピードで職員室からミサイルを取ってきた。
「見せてあげましょうカルマくん。このドリル触手の威力と自衛隊から奪っておいたこのミサイルの火力を。
先生は決して暗殺者を無事では返さない。」
そういうと殺せんせーは何かを作り始めた。それを終えるとカルマの口にそれを放り込んだ。
「!!あっつ!!」
なんと作っていたのはたこ焼き。あまりの熱さにカルマはたこ焼きを吐き出した。殺せんせー自身もたこ焼きを食べながら言った。
「先生はねカルマくん。手入れをするのです。錆びて鈍った暗殺者の刃を。今日一日本気で殺しにくるがいい。その度に先生は君を手入れする。
放課後までに君の心と身体をピカピカに磨いてあげよう。」
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ざくろ(プロフ) - ユイさん» コメントありがとうございます!!確かに2番ですね!!!素で間違えてました!!!ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2021年3月16日 6時) (
レス) id: d0e69d8f04 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 最近読み始め、すごく楽しく読ませていただいています。ふと気になったのですが、出席番号は2番が正しいのでは？と思いました。まだ読んでる途中なので何か別の理由があって1番にしているのであればすみません。作品楽しく読ませていただいています！ (2021年3月16日 4時) (レス) id: 2946381aea (このIDを非表示/違反報告)
ざくろ(プロフ) - プロテインさん» ありがとうございます(*^^*)暗殺教室はとても好きな作品なので更新頑張って行きたいです (2020年10月22日 22時) (レス) id: fa9a4862ad (このIDを非表示/違反報告)
プロテイン - 質が高くて、キャラとの絡ませ方がお上手で、続きがとても気になります( ≧Д≦) (2020年10月22日 19時) (レス) id: 038dc633ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざくろ x他1人 | 作成日時：2020年10月19日 2時
