スイレンの花 ３【NARUTO】

#119 ページ8

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中忍試験を受けることが決まり、私たち7班はあらかじめ決めておいた集合場所に集まった。



ﾅ「サクラちゃんオ〜〜ス！！」

ｻ「う…うん！オハヨ…」



ところで、サクラちゃんの元気がない。

理由はなんとなく分かる。

サクラちゃんが落ち目を感じてるんだってこと。

目立った成果がないからそう感じてしまうだけだろう。




ｻ(……サクラの奴…何か変だな……)

「元気ないね、サクラちゃん」

ｻ「ん？ああ…(やっぱりAも感じていたか)」

「…こういう時ってどうしたらいいか分かんないや。下手に励ましても傷つくだろうし」



そう独り言のように言うと、サスケは柔らかい表情で私を見た。



ｻ「Aは本当に優しいな」

「え？」

ｻ「大丈夫だ、オレに任せろ」



そう言ってくれたサスケは本当に頼もしく見えた。



「うん、ありがとうサスケ」

「…ああ(くっそ…相変わらず可愛い)」



思わずほっとして笑うと、サスケは私の頭をポンポンなでる。



「ふふっ、サスケ大好き。今日頑張ろうね」

「っ……ああ！(不意打ちはねえだろ、A！)」



なんだかうれしくなってそっと呟くと、サスケは顔を赤らめて大きくうなずいた。

その笑顔に心が弾み、より頑張ろうと思えた。

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