スイレンの花 ３【NARUTO】

#122 ページ11

「はっ…！」


そんなことより私は気になることがあったんだ。


ｻｽｹ「どうした、すいれん」

「ごめんサスケ、先行ってて！挨拶しなきゃいけない人がいるの！」

ｻ「そうか、分かった。すぐ戻ってこいよ」

「うん！」




そう、その人たちというのが…。




「クククッ…あれがカカシとガイの秘蔵っ子ってガキたちか…まあとりあえず志願書提出は通過ってとこだな…」

「ああ」

「今年の受験生は楽しめそうだな…ズズッ」

「オレたち試験官としてもね…」



教室の影に隠れている…。



「コテツさん！イズモさん！！」

「「わっ！！？」」



この2人のことだ。



ｺﾃﾂ「誰だ！？…ってすいれん！？」

ｲｽﾞﾓ「驚いた…オレたちのことが分かっていたのか」

「はい！うまく変化されてたので最初は分かんなかったんですけど…」



コテツさんとイズモさんは普段里の出入り口で警備をしている2人だ。

実は結構前からの知り合いで仲が良かったりする。




ｺ「で、どうしたんだすいれん」

「コテツさん鼻かぜ引かれたのかなと思って、これどうぞ！」

ｺ「ああ、ちょっと風邪ひいちまってな、ありがとよ」

「いえいえ」



ティッシュを差し出すと、コテツさんはやっぱり風邪気味だったのか鼻をかむ。



ｲ「ホント優しいなあすいれんは。かわいいし癒される」

「え？」



するとイズモさんがニコニコと私に話しかけてきた。



ｲ「昔はかなりの問題児だったけどな！」

「う…その節は大変ご迷惑おかけしました」

ｺ「そうそう、シスイに会いたいばっかりに里を抜け出そうとしてな。大騒ぎになったよな〜」




そうなのだ。私は昔勝手に里を抜け出そうとして彼らに大迷惑をかけてしまったことがある。

あれは確か私が5歳の時…。

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