39話 ページ43
そのあと進んでいくと森が開けており、そこには家があった。
炭治郎「血の匂いがする…
でもこの匂いは…」
善逸「え、なにか匂うか？
それより…何か音がしないか？」
炭治郎「音？…！」
炭治郎が善逸の方を向くと、その端に二人の人影が見えた。
続けてAもその方向を見る。
男の子と女の子がこちらを少し怯えながら見ていた。
善逸「こ、子ども…」
炭治郎「どうしたんだろう…」
A『なんだか怯えてるみたい…
話を聞いてみようか』
そうAが言うと、炭治郎が
炭治郎「どうしたんだ、こんなところで」
と、歩み寄りながら優しい声色で聞く。
だがとても怯えている。
炭治郎は少し考えると子ども達と同じ目線の高さまで膝をつき、
炭治郎「よーし！にいちゃんがいいものを見せてやろう！
どうだ！！手乗りスズメだぁ〜！！」
と、善逸のスズメを手のひらに乗せ子どもたちに見せた。
A『(炭治郎が持ってたんかいッ！！
いったいいつの間に…)』
その様子を見て子ども達は少し落ち着いた。
そしてAもゆっくり近付いて
A『教えて欲しいの、
何かあったの？
ここは君たちの家？』
そう聞くと、子供立場泣き出し、首を振りながら
男の子「ちがう！ちがう！
ここは、、ばけものの、いえだ！」
と、震える声で炭治郎達に言った。
その言葉で炭治郎とAは顔を強張らせる。
子供の話によると
二人は兄妹で、もう一人一番上の兄がいる。
その兄が化け物に連れていかれて、兄の血を辿って追いかけていくとここへ着いた。
という事だった
炭治郎「よくがんばったな！えらいぞ！
大丈夫だ！俺たちが化け物をやっつけてにいちゃんを助ける！」
A「必ず助けるからね！」
と、柔らかい表情で子ども達に言う。
女の子「ほんと？ほんとに！？」
炭治郎「うん！きっと！」
そう言って立ち上がると
善逸「炭治郎、Aちゃん、
なぁ、なんなんだこの音、
気持ち悪い音…
ずっと聞こえる…
鼓か？これ…」
炭治郎「音…？」
A『私も聞こえな……！！』
Aも、聞こえないと言おうとすると、館の中から
トン、トン
と、鼓を叩く音が聞こえてきた。
その音はどんどんリズムが早くなっていき、
トン！
その音とともに二階から男の子が血だらけで飛び降りてきた
炭治郎「！！！」
A「な！！？」
善逸「はぁっ！！？？」
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奥山乃愛(プロフ) - そうですか…… 教えてくださりありがとうございます！私箱推しなので生きてほしいなって思ってたので少し残念です (2022年6月29日 4時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅーい(プロフ) - 奥山乃愛さん» 遅くなってすみません！！累は原作通りなっております。 (2022年6月28日 23時) (レス) id: bf1b4bd237 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！！この小説って累生きてますか？ (2022年6月9日 18時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅーい(プロフ) - 迷い猫さん» コメントありがとうございます！！もはやモブでは無くなってきていますが、楽しんでいただきありがとうございます！ (2021年10月10日 18時) (レス) id: bf1b4bd237 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 私もモブが愛される小説大大大大大大大大大ッッ好きです‼ (2021年10月4日 17時) (レス) @page1 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅーい | 作成日時：2019年9月8日 17時
