#33:初めての ページ33
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*
連れられて、やって来たのは寝室のベッドの上
初めての行為は、右も左も分からなくて
怖くはないけどものすごく緊張して、
息してるだけでぐったりしてしまいそうなほど…
何度も、優しく名前を呼びながらキスをくれて
もうそれだけで大丈夫だよーって時に、
胸に触れた吉野さんの手
勝手に体がピクって反応しちゃって
自分でも驚く
北「平気だから、力抜いてて…」
吉野さんは、とっても大事そうに
壊れないように私を抱きしめて
北「愛してる…」
って、蕩けちゃいそうな甘い言葉を零した
さっきの話を聞いて、私が苦しくならないよう
ゆっくり、ゆっくり時間をかけて愛してくれた
時計の針が、時を刻むのよりもゆっくり…
でも確かに、私の全てに吉野さんが
跡を刻んでいく
『よ、しのさんっ……』
北「………名前、」
『……っ………ぇ、』
北「下の名前で呼んでよ…」
『///………北人、くっ……!』
下の名前で呼んだ瞬間に
ぐっと奥に突き立てて、苦しそうな表情
それと同時に、私の頭も真っ白…
ふわふわとした感覚と、じっとりと汗をかく
ほどの暑さを感じて、目を閉じた
しばらくして、北人くんは、、、
そっと額に張り付いた髪をどかして
そこにキスをして「苦しくない?」と聞いた
ドキドキと音を立てる心臓は
少しも痛くない…
『大丈夫…』
北「なら良かった…笑」
素肌で触れ合う感触が心地よくて
腕の中でモゾモゾとしてると
北「暴れないで…」
とキツく抱きしめられ、動けなくなる
トクン、トクンと聞こえる心音に、誘われた眠気
心もカラダも全て満たされるのが
こんなにも素敵なんだと知って
ますます北人くんが大好きで、愛しくて
離れたくないと思った…
『大好き……ありがと……//』
北「ん、//照れるから早く寝て…」
『照れた顔も好きだからもう少し見てる…』
北「………寝ないなら、もっかいする?」
『おやすみなさいっ』
北「ふふふ、おやすみ…」
枕に顔を伏せた私の髪に、そっとキスして
私たちは静かに眠りについた
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*
322人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
竜ちゃんらぶ - 雪の華っぽくて読みやすい!これからも更新頑張って下さいね! (2020年6月7日 21時) (レス) id: c5960c2d42 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶あずき(プロフ) - ミースさん» ありがとうございます!!最後まで頑張ります (2020年3月27日 11時) (レス) id: 451602704f (このIDを非表示/違反報告)
ミース - 続き気になります!頑張って下さい!応援してます(^w^) (2020年3月26日 22時) (レス) id: bbfb96cd5e (このIDを非表示/違反報告)
抹茶あずき(プロフ) - Aquaさん» ありがとうございます。頑張ります (2020年3月12日 13時) (レス) id: 451602704f (このIDを非表示/違反報告)
Aqua(プロフ) - 初めまして!このお話、すごい続きが気になってます!Instagramもですが、これも頑張ってください! (2020年3月11日 20時) (レス) id: ebebec56bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:抹茶あずき | 作成日時:2019年10月19日 20時