叶えたい夢をいつか…

#21:水族館 ページ21

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次に来たのは水族館


平日だからか、そんなに人も多くない





『うわぁ、お魚いっぱい！』

北「ちょ、危ないよ 笑」


駆け出そうとした私の手を掴んで


北「ぶつかって転んだらどうするの？」


って、子供に諭すみたいに言ってくる




手は、そのまま繋いだ状態で

ゆっくり館内を見て回る




その間、胸はドキドキしっぱなし




どうするの？って言われた時の

低い声と、一瞬合わさった視線




思わず、吸い寄せられるように顔が近づいた…




､､､気がした








もし、あのままだったら､､､キス、してた？




そう考えたらもう、止まんなくて…



付き合うことになったんだもんね、

そういう事も、当然するわけで…


なのに私には全くといって経験がない





__経験ないって知ったら、引くかな…






そう考えが行き着いた途端に、胸が苦しくなる





北「あ、クラゲだよ！わ〜 ふわふわ〜 笑
………可愛いね、Aちゃん！」


『……うん！』





けどやっぱり、吉野さんの笑顔を見てたら

そんなのどうでも良くなっちゃうんだよね…




吉野さん、私を好きになってくれて


恋してくれて、ありがとう…



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