ポッキーうまい ※本編✕ ページ23
今日は11月11日。
ただの平日だと思ってて
その日も変わらず練習していたら、
むーくんが突然、
｢ねぇ、今日ってポッキーの日でしょ？｣
と言い出した。
…そういえば、そんなのあったっけ。
｢あー、リア充の日か。｣
｢え、違うけど…｣
｢いやリア充の日だよ。
リア充がポッキーゲームして
イチャイチャするでしょ？
だからリア充の日。爆発しろ。｣
｢ひねくれてるなぁ。
…さらっと爆発しろって言ったよね｣
むーくんは若干引き気味だった。
爆発しろは本音。
全陰キャの気持ち代弁してるから今(？)
｢あー、ポッキーは普通に食べたい。
購買で売ってないかな。｣
｢もう放課後だし、閉まってるよ。｣
｢そっかぁ…昼休みのうちに気づいてれば
むーくんと一緒に食べれたのになぁ。｣
まぁ本来ここにいる目的は
劇の練習するためなんだけどさ。
｢ふふふ。食べたいって言うと思って
もう買ってるんだ、ポッキー。｣
｢え？好き。食べよ｣｢え｣
ほんとむーくん気が利く。優しいなぁ。
しかも極細。好きなやつ。
｢んん゛っ、じゃ、食べよっか。｣
｢わーい。うまうま…｣
サクサクサクサクと軽快な音を立て
自分の口からなくなっていくポッキー。
久しぶりに食べた気がするなぁ。
｢ねぇ、むーくんもポッキー好きなの？｣
｢んー、まぁね。｣｢私も好き！｣
そんな話をしながら食べていたら、
あっという間になくなってしまった。
｢あー、もう無くなっちゃった。｣
ちょっとしょんぼりしていると
むーくんが
｢じゃあ、僕の最後の1本いる？｣
｢え！？いる！｣
やっぱり優しいなぁと思って
むーくんの方を向くと、
そこにはポッキーをくわえた
むーくんがいた。
｢え、これ、ポッキーゲームしろと？｣
｢ふぁやくくふぁえて。(早くくわえて。)｣
あーもうこれ待たれてるやつだ
…ポッキーは食べたいけど、けどさぁ
｢…や、やめとく。恥ずかしいし。｣
｢ふーん、じゃ、食べちゃうよ。｣
気づいた時にはポッキーは消えていた。
｢じゃ、練習再開ね。｣｢はぁい…｣
•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ
｢え？好き。食べよ｣｢私も好き！｣
…別に僕に対して言われた訳じゃないって
ちゃんと分かってるけど、
好きな子から言われたら意識するのは
当然だよね？
…でも僕、やられっぱなしは嫌なんだ。
たとえそれがわざとじゃなくても。
｢早くくわえて｣
僕はちゃんとやり返す男だからさ。
ラッキーカラー
あずきいろ
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すみれ。(プロフ) - 名無し戦隊さん» 名無し戦隊さん、ありがとうございます！テストも終わったのでそろそろ更新していこうと思ってます！返信遅れてごめんなさい… (2021年11月30日 21時) (
レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
名無し戦隊 - 何回も読みました！続きが楽しみです。更新がんばって下さい!応援してます (2021年11月28日 14時) (レス) @page23 id: cdaa405a79 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - こんさん» こんさん、ありがとうございます！一気読み！ありがとうございます。更新頑張ります！ (2021年11月20日 22時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
こん - 初めまして！本日一気読みさせていただきました！面白すぎて時間を忘れて読んじゃいました！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page23 id: 9c4199c2cb (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 彩さん» 彩さんありがとうございます！好きって言ってくれてとても嬉しいです！頑張りま〜す！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
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