・ ページ32
・北人
翔吾『死にかけたって…?』
壱馬『あいつ、中学の頃、いじ、『壱馬。何喋ってるの?』あ、莉花。』
『…何が知りたいの?』
その 莉花の表情はいつもの笑顔じゃなくて、
少し強ばった表情で、目の奥が少し黒かった。
翔吾『ごめん。勝手に』
『別に笑…』
そして、悲しそうだった。
『中学の頃、いじめられてて、笑
もう死にたいくらいで、電車のホームから飛び降りようとしたら、ある人に助けられて、
その人に強く生きろって言われて、
今があるの。』
北人『ごめん。そんな話させて。』
『ううん。いつか話さなきゃならない事だったから笑今ここにいる。人にだけだけど。』
淡々と話せないことを淡々と話してて、
本当に辛かったのかと思ったけど、
でも、電車から飛び降りようと思うくらい、
辛かったんだと思うと、胸が苦しくなった。
翔吾『そんな、無理して笑わないでよ。
泣きたいなら泣けばいいし、辛いなら辛いって言えばいい。俺らがいるんだから。頼りにしてよ、』
『ありがとう笑』
言いたかったこと、翔吾に言われちゃった。
莉花は普段の莉花に戻った。
もう1つ気になることがあった。
北人『ねぇ、好きだった人って誰?』
『…笑その、助けてくれた人だよ。
今もすごく助けてくれる人。その人が居なくなったら、…どうなるんだろ笑笑』
翔吾『その人のこと、今でも好き?』
翔吾が、躊躇いながら莉花に聞くと、
笑いながら否定した。
『好きっていうよりも、お兄ちゃんって感じで、
うん。違う笑』
壱馬『……笑その人はどう思ってんだろーな』
『んー。わかんない笑妹って感じゃないかな?』
壱馬『笑』
その事を聞いてた翔吾は、ホットしたような
表情をしてた。
翔吾。もう全部わかっただろ?
あとは、お前の気持ち次第だよ。
なんて、心で伝えた。
369人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エル(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!! (2019年9月21日 20時) (レス) id: 84fcb02a4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続き見たいです!!移行に賛成!! (2019年9月21日 11時) (レス) id: ad4160b4d1 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - Sayuriさん» 了解です! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 84fcb02a4c (このIDを非表示/違反報告)
Sayuri(プロフ) - 私の推しなんですけど、陣くんを見たいです!! (2019年9月7日 15時) (レス) id: ca3757c01b (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - かりんさん» 了解です!! (2019年8月31日 20時) (レス) id: 84fcb02a4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エル | 作成日時:2019年8月19日 19時