誘惑していたのは私の方でした。３【ダイヤのＡ】

41 変なテンション ページ1

倉持side



ーーー朝



倉「今日は部活オフでよかったわ」



昨日の雨でグラウンドは水溜まりだらけだしな。



あ「……ん」



倉「ヒャハ！起きたか？」



あ「んー…洋一ぃ…」



倉「うおっ///」



首に手を回してきてぎゅっとしてくるA。



あ「洋一大好きー…ぎゅーってして？」



倉「しょうがねーなー」



とか言いつつも嬉しい俺。



あ「やったぁ///洋一の体温気持ちいい…」



コツン



額を俺の額とくっつけるA。



倉「っちょ///近い///」



今さら照れることじゃねーんだろうけど…



倉「てか熱っ」



あ「えー熱いー？じゃあ脱がせてあげようかぁ？」



倉「ち、ちげえよっ///Aが熱いんだよ！」



まさか…A熱あんのか？



あ「んー…確かに熱いかもー…」



てか熱だなこれ…



昨日の雨にやられたか。



倉「とりあえず俺のベッドで寝てろよ？」



あ「うん…」



まず飯だな。





.





.





.





倉「A、お粥持ってきt…！」



お粥落とすとこだった。





なんで服が半脱げになってんだよ！



部屋着は、パーカーの前のチャックが半分開いた状態だった。



倉「おい、A起きろ？飯持ってきた」



あ「んぁ…」



倉「てかその前に…チャックしめろよな///」



あ「あ、ホントだぁ…ちょっと暑かったから」




あぁ。



俺はもうダメかもしれない。



熱で変なテンションのAを倒したくて仕方ない。

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