総統と書記長 �� ページ46
＿1939＿
『グルッペン、俺のこといつ認めてくれたんや？』
『トントン、おもろいこと聞くな。そんなの簡単ではないか！！劣等民族であるお前が劣等民族を潰す特殊部隊の隊長だぞ！これ以上に愉快なことはあるか？私はお前を見直した！やはり、総統が見込んだというのとは…それなりの価値があったと言うことだ！』
なんという最低な理由でゲスな考え
でも、彼は立派だった。頭もよく体もよく鍛えた…栄養が片寄りぎみであまり筋肉はついていないようにみえて外ではよく絡まれていたが、それを対処していくうちに、グルッペンは俺が守るべき人間なんだと…そう想っていたんや
『頼りにしているぞ、トントン』
＿1940＿
『敗北主義者の裏切り者は処刑せよ』
どこかの将校の首が落ちた。それが誰なのか問題では無かった…けれどこの年から狂っていた
『グルッペン、この前の将校の家族やけど、レジスタンスに加担して水商売しとるみたいやわ…どうする？』
『…総統にもいい加減現場を見ろと言われたしな。いいだろう、手始めに…我々に逆らうとどうなるのか。証明しにいこうではないか』
殺された少女の母、少女の悲鳴…
しばらくグルッペンと俺は外に出れなくなった
＿
「お母さん…」
「なぁ？ほんまになんとも思わへんの？…こっから先はみんなが知っとる話や」
「英雄グルッペン・フューラー…だよね？」
「俺達は英雄でも何でもない。人殺し。戦争の世の中やから、そんな人間は沢山おる…でも、実際に復讐の相手が目の前におるのに、なんでコネシマもアンタも笑ってられるのか俺にはわからへん。もっと…もっと…怒って欲しい…アンタが何考えとるかわからんくて…怖くて…殺してしまいそうなんや」
「トントン…」
「ヒーローはね。町を救うことはできないの。それは、ヒーローがヒーローだから。ヒーローがその驚異に立ち向かう力はもっていて、町を全て救う力は無かったから」
「…」
「それでも総統と書記長はさ。ちゃんと私達の住みかを守ってくれた。ヒーローよりもかっこよかった。だから二人は、英雄なんだよ？」
「コネシマもAも意味わからへん！アンタら子供やないやろ！？なんでそんな…自分の人生を狂わせた相手に優しくできるんや」
「優しくなんてないよ！！」
Aの声は大きく耳に響いた
そして彼女は泣きながらこう言った
「忘れられないし、忘れたくない最低な過去だけどさ…そんなのに囚われて、ずっとずっと気を使われるなんて嫌だ！仲間なのに…！」
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夜空音 - 狐（こん）△さん» コメントありがとうございます！青い鳥は見てはいるのですがアプリは入れてないんです…すみません(´・ω・`)これからも応援お願いします！ (2017年7月26日 0時) (
レス) id: 5aad051f04 (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）△(プロフ) - 夜空音さんのお話がとても好きでコメントを書いてしまいました！とっても好きです！これからも応援してます！（夜空音さんは青い鳥などやっておられますか？やっていらしたらお話したいのですが…） (2017年7月25日 22時) (レス) id: 31e766e5ec (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪さん» ヤンデレ美味しいですよね…！彼には今後も期待してて下さい！ (2017年6月12日 1時) (レス) id: 09c0159810 (このIDを非表示/違反報告)
捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪ - ヤンデレ美味しいﾑｼｬﾑｼｬ← (2017年5月28日 13時) (レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - みいろさん» ヤンデレらんらんさん好きなので書いてて楽しいです…w 夢主ちゃんには頑張ってもらわないとですね…！ありがとうございます (2017年5月5日 12時) (レス) id: 3232c3fbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年4月21日 0時
