26-3 : 空腹なだけ？ ページ41
Aside
沈黙…トントンは頬をひきつらせて無意識なのか私を睨み付けている
…そ…そんなに顔を強ばらせる質問だったかな…
まぁ簡単にいうと…やってしまった…
「あ…あの？トントン？そんな難しい顔しないで？」
難しい顔どころじゃないけどね！鬼の形相だよ
「そ…そんなに私のこと嫌いだったの！？ごめんなさい…気づかなくって…」
それはそれでショックだけどそれよりもいつもなら笑顔で怒るトントンが表情すら殺してこちらをみる方が怖い。
ただ質問しただけの私は、トントンの様子の変化にどうしようもなく狼狽えるばかり
そしてとうとう、トントンがブリキの人形のようなぎこちない動きで私の肩に触れたそしてそのまま
「ちょっ！？重っ！？」
「A…」
どうやらバランスを崩したのかトントンの全体重が私に寄りかかるこれでも軍人のはしくれ、支えきれるけど長時間は…無理！！
「なっ…なにトントン？できれば早く退いてほしいなぁ？」
「……た」
「はい？？」
「腹…へった…」
…？？？
「は？」
思わず支える力を緩めるそのままトントンはもう一度眠るように床に倒れふした
＿＿＿食堂
「もぉ〜トントン！まぁた無理したんやろ？」
「ごめんて！神！もう平気やから」
「だーめ！！トントン、お腹すくとスッゴく怖い顔して皆怖がるんよ！野郎共が怖がるのはみててかわいいからええけど！Aちゃんは女の子や！トントンのおっかない顔で睨まれたら可哀想やん！」
隣でこねちゃんと総統が爆笑、他のメンバーは忙しいのか早めに朝食を済ませゾムとロボロがこっちの様子を気にしつつ皿を洗っていた
「トントンが起きてこぉへんの気にしてAちゃんが起こしに行ってくれたんやで〜もう」
「お神、私は大丈夫だから！そんなに怒らないであげて！トントンがハムスターみたいに怯えてる！」
「なわけあるか！！」
更にこねちゃんと総統が笑い声をあげる、かなり面白いらしいけど睨まれたこっちはまったくもって楽しくなんて無かったんだよ！しかもお腹すいたし！
まだ微かに朝食の香りがのこる食堂に愉快な笑い声と必死に謝る我らが書記長の声が響く
「はぁ…トントン、わかったらこれから夕飯を抜いたりコーヒーで無理矢理体を動かさへんこと！秘書がおるんやから、しっかり頼ることや！」
「そうだそうだ！」
「ちょ…Aまで…」
珍しく弱気なトントンはみてて少し楽しかったけど、いまだにあの冷たい目線が忘れられない
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夜空音 - 狐（こん）△さん» コメントありがとうございます！青い鳥は見てはいるのですがアプリは入れてないんです…すみません(´・ω・`)これからも応援お願いします！ (2017年7月26日 0時) (
レス) id: 5aad051f04 (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）△(プロフ) - 夜空音さんのお話がとても好きでコメントを書いてしまいました！とっても好きです！これからも応援してます！（夜空音さんは青い鳥などやっておられますか？やっていらしたらお話したいのですが…） (2017年7月25日 22時) (レス) id: 31e766e5ec (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪さん» ヤンデレ美味しいですよね…！彼には今後も期待してて下さい！ (2017年6月12日 1時) (レス) id: 09c0159810 (このIDを非表示/違反報告)
捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪ - ヤンデレ美味しいﾑｼｬﾑｼｬ← (2017年5月28日 13時) (レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - みいろさん» ヤンデレらんらんさん好きなので書いてて楽しいです…w 夢主ちゃんには頑張ってもらわないとですね…！ありがとうございます (2017年5月5日 12時) (レス) id: 3232c3fbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年4月21日 0時
