23-2 : 青の瞳 ページ17
Aside
「満足したか？」
「おん！したでグルッペン！」
「なら下がれ二人とも」
「チッス！」
空色と黄緑が去る。すれ違うように現れたのは一番迷惑をかけたであろう青だった
「大先生…あの…」
「…」
「その…ごめんな…」
「Aちゃぁぁぁぁぁんっ！」
「！？！？」
深海のように光の無い瞳が嘘のように思えた
彼の瞳からは何故か沢山の光の粒が流れる
煙草の匂いに包まれたと思ったときには既に彼の両腕に抱き締められていた
「なっ…泣かないで大先生…！」
「ほんまにもぉおお！心配かけさせんといて！」
「うっ…うん。ごめんね？」
「Aちゃんおかえりぃいい"」
ずびずびと鼻を啜りながらしきりに存在を確かめるように彼は私を抱き締めた。だから私も答えるように彼の猫背が目立つ背中に手をのばしあやすように背中を擦っていた
「あの…大先生…恥ずかしいから…」
そろそろ離れてという言葉は遮られた
顔を私の肩から離してこちらを見つめる瞳には明らかに寝不足だと訴える隈がある。もともと不健康そうな顔はさらに窶れてているのに。泣いたせいなのか赤くそまる鼻が彼を子供っぽくも見せていた
「Aちゃん。俺、ちゃんとAちゃんに好きになってもらう。Aちゃんのことちゃんとわかって、支配するみたいな汚いことせぇへんよ！もう傷つけるようなことも言わん！」
「そっ…そんなに気を使わなくても…」
「そう？…でも、とにかく」
彼はいつもの調子を取り戻したのかキザに笑いながら
「好いて貰えるように俺強なるから、みとってな？」
余所見はさせへんから
そういって額にキスをされた
「だっ！？だだだ…大先生っ！！」
「いついかなる時も…Aのこと、幸せにしたるよ。幸せを願うんや無くて、俺がしたる」
「…そろそろいいか大先生。」
総統の声がしたかと思うと大先生と無理矢理引き剥がされる。私の肩をつかんでむすっと拗ねているひとらん、そして大先生の首根っこをつかむトントン
「我々への宣戦布告ありがとう大先生。どうやら、身内で新しい戦争が始まりそうだな」
「ちゃ…ちゃうやぁん！ぐるちゃん！」
「お前がAにプロポーズ紛いのこというからや」
「おやぁ？DTにはきつかったかぁ？」
「おぉん？？？」
「ちゃうやんとんちぃ！！」
そのあと、粛正という名のしばきが入ったのは言うまでもなく。さっきまでのかっこいい大先生はどこかへいき、情けない喘ぎ声が耳にはいったのは言うまでもない
「さて、では次は…」
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夜空音 - 狐（こん）△さん» コメントありがとうございます！青い鳥は見てはいるのですがアプリは入れてないんです…すみません(´・ω・`)これからも応援お願いします！ (2017年7月26日 0時) (
レス) id: 5aad051f04 (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）△(プロフ) - 夜空音さんのお話がとても好きでコメントを書いてしまいました！とっても好きです！これからも応援してます！（夜空音さんは青い鳥などやっておられますか？やっていらしたらお話したいのですが…） (2017年7月25日 22時) (レス) id: 31e766e5ec (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪さん» ヤンデレ美味しいですよね…！彼には今後も期待してて下さい！ (2017年6月12日 1時) (レス) id: 09c0159810 (このIDを非表示/違反報告)
捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪ - ヤンデレ美味しいﾑｼｬﾑｼｬ← (2017年5月28日 13時) (レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - みいろさん» ヤンデレらんらんさん好きなので書いてて楽しいです…w 夢主ちゃんには頑張ってもらわないとですね…！ありがとうございます (2017年5月5日 12時) (レス) id: 3232c3fbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年4月21日 0時
