稽古 ページ12
Aside
｢異能力……之が｣
｢他にも出来ると思うんだけど……やってみ給え、Aちゃん！｣
｢えっ……な、なら……異能力『桜雪狐』｣
雪が辺りに降る。
雪は中也さんの靴の上に乗った。
すると中也さんは目を見開き、動かなくなってしまった。
｢……！？中也さん！？｣
｢之も異能力だね……如何するか。Aちゃん、元に戻せるかい？｣
｢えっ、と……｣
私は中也さんが固まっているのを元に戻す様に念じた。
すると、中也さんの指がピクッと動き、やがて全身動いた。
｢っはァ……！ンだよ、之……躯が動かなかった……！！｣
中也さんが私を見て、ニヤッと笑う。
そしてこう云った。
｢手前、この異能に体術が使える様になればかなりの強者になるぜ……！俺が稽古付けてやるよ｣
｢！！ お願いします……！嗚呼、それと……私、体術なら結構出来る方なので……｣
｢ほォ……なら今からでも戦うか。訓練所行くぞ｣
｢は、はい！｣
私はリンタロウさんとエリスに礼をし、中也さんに着いて行った。
行った先はいかにも訓練所と云う感じの所だった。
｢さァて……楽しませてくれンだろうなァ？｣
｢ッ……！判りません……｣
中也さんが早速私に攻撃を仕掛けた。
私は其れを得意な跳躍力でかわした。
そしてそのまま飛び蹴りをした。
中也さんは顔から壁に吹っ飛んだ。
私が少し気を抜いていると、後ろに回られ、両腕を束縛された。
そして中也さんが何かを呟くと、躯が急に重くなった。
｢ッ……！なんか急に重くなった……｣
｢それは俺の異能力……『汚れつちまつた悲しみに』だ。俺は触れたものの重力のベクトルと強さを操ることができる異能力を持っている｣
私は中也さんに態と倒れ込み、中也さんが慌てた所をローファーの踵の部分で中也さんの足を思いっ切り踏んだ。
少しの隙を見抜き、中也さんから離れる。
中也さんは鼻で笑った。
｢中々楽しませるじゃねェか……？なァ、A……｣
中也さんは怖いくらいの笑みで私に近寄った。
そして、後ろの壁に押し付け、ナイフを首に当てようとする。
私は其れを氷で出来た縦で防いだ。
雪を瞬時で固め、氷にしたのだ。
今日はそこで対戦は終わった。
明日からは訓練があるらしい。
……楽しみだな。
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こだま - ふっ(ドヤ顔) うちの体重3はt(( めちゃくちゃ面白いです！あと中也イケメン (2019年2月1日 0時) (
レス) id: ac225effd3 (このIDを非表示/違反報告)
カフカ - スカッとしたいですね。 (2018年9月15日 2時) (レス) id: 82988f9666 (このIDを非表示/違反報告)
桜華兎 - 茉莉さん» 本当ですか！？有難う御座います！！愚痴好きですか！？お、おぉう……ならこれからも小説で愚痴らせていただきます！旅行楽しんでくださいね！ (2018年8月24日 13時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - このシリーズ愛読してるので、旅行中こっそり見てまース♪アキ?だっけ、かまちょ乙www(何気愚痴大好き) (2018年8月24日 0時) (レス) id: 88a9b8b93a (このIDを非表示/違反報告)
桜華兎 - ばいばーい！良い夢見ろよ☆ミ(ゞω・) (2018年8月23日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜華兎 | 作成日時：2018年8月4日 17時
