024 ページ24
・
「 望くん、ご飯できたで。食べようや ｣
小瀧「 ドアの前置いといて。 」
「 ……わかった 」
望くんの分のご飯をドアの前に置いてその場を去った。
どんな声をかけても出てきてくれる様子もなく
私は何も出来ることがないのが悔しかった
「 望くん、私の事嫌いなんかな 」
藤井「 嫌いなのは俺やと思うで。俺の顔なんか見たくないんやろ 」
望くんもさっき言っていた。
“ あいつなんて消えればいいのに ”と
それはどういう意味なのか全然理解できなかった
「 ……ねえ、なんで双子なのに苗字が違うの 」
藤井「 知りたい？俺らのクソみたいな人生 」
「 ……それを知らないと望くんとの間の壁が無くならない気がして 」
藤井「 ええねんけど、俺からでええの？話せるのは俺側の人生やで 」
「 とりあえず、何があったのかだけ知りたい 」
藤井「 Aは、大事に育てられたん？ 」
「 え、まあ、多分。普通の家庭、 」
藤井「 兄弟は？両親ともに揃ってる？ 」
「 一人っ子だし、両親も普通に仲ええよ 」
藤井「 そっかあ、それなら俺らの人生なんて無縁やなあ 」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くれあ
| 作成日時：2022年9月25日 0時
