愛されすぎて困ってます。 (ページ9)

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《 호르몬 전쟁 ホルモン戦争でひとこま》

『Aヌナ、』

しょんぼりした顔のうさぎがわたしの隣に座って言いました。

『俺、なんにも知らない。どうしよう』

｢.......えっと、なにが？｣

『18だしたいていは I know』

さらにしょんぼりするうさぎ。なんか長い耳が垂れてるのが見える気がする。

ちょっと考えてみたけど、しょうがないよなんてかわいそうで言えない。

ぐうは高校生らしい高校生活なんてわたしたちみたいに送れてないから。

彼女の１人や２人...なんて作る時間もないし、この芸能界じゃそれはタブー。

｢...ぐう、｣

こんな時、なんて言えばいいんだろう。

必死になって考えるけどいい言葉が見つからない。

『ヌナ、こんな俺が歌うの...なんか変だよ』

ぎゅううう、と抱きついてくるぐうの頭をなでてあげるとなにか思いついたような顔をしてわたしを見上げる。

あれ、なんか嫌な予感...？

『Aヌナ、俺、ヌナになら何されてもいい』

『だからヌナ、俺のハジメテもらって？』

『よし、そうと決まればヌナ行こう俺の部屋！』

｢ふざけんな！！！！！！！！うさぎみたいなかわいい顔してもやってることセクハラだからね！？！？！？！？1人でヌイてろアホうさぎ！！！！！！！！！！｣

それだけ言って急いで自室に逃げこむ。

すると、今にも突き破って入ってきそうな勢いでドアを叩きながらぐうは叫んだ。

『ぬなぁぁぁぁぁ！！！やだやだやだ！1人なんてやだよお！ドア開けてよぬなぁぁぁぁ！！！俺のホルモンがヌナをほしがってるのー！！！！！！！』

｢知るかボケ！！！！！！！！！｣

ああ、誰か助けてください...

愛されすぎて困ってるんです...。

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