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JN「Aならそう言ってくれると思ってたよ〜！！」
「行きたいです」そう言った途端にソクジンさんが駆け寄ってきて抱き着いてくる。多少驚くがそれだけテヒョンさんやグクに断られてきたんだな、と同情の言葉しか出てこず抱き締め返すと、「A〜……」と態と涙ぐむような声を浮かべて私の鎖骨辺りに頭をグリグリと押し付けてくる。
TH「ヒョンセクハラですよ〜。サイテ〜。」
JK「初対面の女の子に抱き着くとか、ちょっと絶交しましょう。」
ソクジンさんが私から離れるとベンチに座ったま、セクハラセクハラと騒ぎながら舌を出してブーイングをするテヒョンさんと、ちょっと絶交しましょうと引いたような顔で軽く距離を取るグクが目に入る。まぁなんて酷い言われよう。
JK「でもまぁ、Aが行くって言うなら僕も行きます。テヒョンイヒョンもね。」
会ったばかりだというのに何故こんなに信頼されているのかが分からないが、軽く笑ってそう言葉にするグクはテヒョンさんをチラッと見るがテヒョンさんは少し顔を俯かせるだけで特に反論はしない様子だった。
JN「……Aってどういう力持ってるの？初対面で仲良くなれて、こんな信頼されて、僕にもその力ちょうだいよ。」
真顔でこちらを向くソクジンさんは嬉しさと私に対する疑問で胸が一杯なのか本当に何とも言い難い微妙な表情を浮かべて力をちょうだいよ、と訳の分からない事を言って自分でも首を傾げた。
『そんな力ありませんよ、ㅋㅋㅋ』
JN「でもおかしくない？僕がどれだけ誘ってもノらないのにAにだけはノるの。」
その言葉に対して、「ジンヒョンだから」や「ヒョンだからイヤなんだよ」と返すグクとテヒョンさん二人の顔は何故か生き生きしていた。そんな二人を見て溜め息を吐きつつも一度手をぱん、と強く叩いて注意を集めた。
JN「まぁ、これで誘いたい子達は集まったし……取り敢えず基地に行こう。ちょうどお昼だし、今連絡したらユンギヤとホソガが何か作ってくれるって。」
TH「…あ、A。家大丈夫なの？」
トントン拍子で話が進むので中々着いていけず、取り敢えずの返事で小さく頷いているとテヒョンさんが私の肩をぽんぽんと叩いて痣を親指で軽く擦りながら家は大丈夫なのか、と聞いてくれる。
『別に、大丈夫ですよ。あんなゴミみたいな家。』
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作者名：YunA x他1人 | 作成日時：2022年10月5日 23時
