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＿＿＿っん、
なんとなく肌寒くて目が覚めた。
枕もとの目覚まし時計には
デジタル文字で7:23と表示されている。
「っ、！」
肌寒いなと思って布団を引き寄せたはずが、
「ん、・・・？」
自分の隣に寝ている男の足に挟まれて動かない。
・・・そうだ。そうだった。
『Aさんさ、
＿＿＿＿＿ほんとは結構前から俺のこと好きでしょ』
あの目に見つめられてから、
私はほぼ言葉を発していない。
彼もそうだった。
一言も交わすことのないまま、
彼が私の腰に腕を回して。
彼の唇が私のと重なる前に、
私は目を閉じた。
「・・・おはよ、」
「っ、おはよう」
耳元で彼の声。
目が覚めて隣で寝ている彼の顔を見た瞬間、
なんとなく気まずくて寝返りを打った。
だから今、彼がどんな顔をしてるのか分からない。
でもきっといつもと変わらない、
いいカンジにナルシ面をしてるに違いない。
「ねえ、なんでこっち向いてくんないの？」
「別に、向きたくないワケじゃ」
私の言葉を遮るようにベッドがギシ、と軋んで。
逃げる間もなく一ノ瀬君に馬乗りされた。
・・・ってちょっと待って。
この図は三十路には結構キツいというかなんというか。
「顔真っ赤じゃん」
慌てて隠そうと顔に近づけた両腕は
一ノ瀬君の手にあっけなく捕まり。
どんどん顔が熱くなる。
「降りて、くれない・・・？」
「やだ」
「やだ、って」
駄々っ子じゃあるまいし。
「・・・ここ、痕ついてる」
「え、うそ」
ニヤリと笑って首の付け根のあたりを撫でる指が、
とてつもなくくすぐったい。
「ほんと。ココじゃ隠すのは無理じゃない？」
「・・・どうしよ、」
職場でからかわれたりとか・・・めんどくさいな←
「いーじゃん、見せつけちゃえ」
「見せつけるって誰によ」
「Aさんを狙う全ての男どもと
Aさんが三十路だからってバカにしてる女どもに」
「どーせ私は三十路ですよーだ」
「悪気はないってば！
ってか三十路って自分で前言ったんだからね！？」
・・・なんでだろ。
一ノ瀬君に歳のこと言われてもなんとも思わない。
昨日みたいにイライラしたりしない。
・・・真面目に取り合うのがバカらしいからだろうか。←
「ねえAさん、」
「なに」
「もう一回Aさんの甘い声聞きたい」
「・・・やだ」
私も駄々をこねてみたけど、
どうやら受け入れてもらえそうにない。
・
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Julia(プロフ) - イチゴさん» レス遅くなってごめんなさい！とっても嬉しいお言葉、本当に感激しています＞＜これからもどうぞよろしくお願いいたします・・・！ (2018年1月7日 0時) (
レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - なんか言葉だけじゃ表せないぐらい面白かったです！なんか意味不明ですかね？(-ω-;) あと焦らずゆっくり更新頑張ってください！(*´▽｀*) (2018年1月3日 2時) (レス) id: 5cdffbbcc0 (このIDを非表示/違反報告)
Julia(プロフ) - 翡翠葛@優杏さん» コメントありがとうございます！一ノ瀬君の可愛さがより伝わるよう、これからも頑張ります！！これからもどうぞよろしくお願いします<(_ _)> (2018年1月2日 15時) (レス) id: 32a8b9c6f7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠葛@優杏(プロフ) - 一ノ瀬くん可愛すぎやしませんか…？一ノ瀬くん可愛いし文の書き方好きだし…むっちゃおもしろいです！ (2018年1月1日 23時) (レス) id: 3eab18cbf5 (このIDを非表示/違反報告)
Julia(プロフ) - リンクさん» レス遅くなってしまってゴメンナサイ！とっても嬉しいです、ありがとうございます(/ω＼)更新頑張りますのでどうぞこれからもよろしくお願いします！ (2017年11月22日 1時) (レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Julia | 作成日時：2017年4月22日 12時
