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story40 ページ41




((your side))


平日ということで前日でも余裕で旅館の予約が取れた。
チェックインを済ませ、荷物を整理して観光に出かける。


涼介「でけぇー!」


A「小田原城....!すごい迫力だね」


涼介と観光なんて初めてする。
お互いに見つけたものを見せ合ったり、目の前に広がる目新しい景色に思いを馳せていた。

6月に入ったばかりの今日でも少し夏を感じる。
日差しが強くなり、じんわりと汗が滲む。


涼介「ちょっと休憩しよっか。」


A「そうだね。」


後ろから声をかけられ、振り返るとソフトクリームを両手に持ち、にっこり笑う涼介。

A「わぁ!いつの間に?」


涼介「はい、1個あげる。」


A「ありがとう。」


涼介「旅行っていいな。一日中ずっとAと過ごせるんだもん。」


A「連れてきてくれてありがとう。すっごく楽しい!」


涼介「好きだよ。」


ちゅっ。と可愛く重なる唇。
アイスクリームのせいでちょっと冷たいけれど、心はじんわりと温まった。

涼介「まだあっち側行ってないし....行ってみる?」


A「....うん。」

幼いキスがなんだか恥ずかしくて初々しくなる私たち。
立ち上がるとぱっと手を繋がれる。
ふと涼介を見ると目が合って、思わず微笑む。

涼介「なんか、さっきのドキドキしたよな。」


A「付き合いたてのカップルみたいだったね。」

笑い合うといつもの私たちに戻った。

A「わぁぁ、このお店可愛い!」

和風の雑貨やアクセサリーがある小さなお店。
どれもこれもキラキラして見える。

涼介「これ、Aに似合うよ。」

月の柄のピアスを耳にあてられる。うさぎのチャームが付いていた。本当に可愛い。

A「わぁぁ可愛いね!」


涼介「こっちも可愛い!」

折り鶴のピアスや桜のかんざし。
他にもポーチや手鏡などたくさん「可愛い」と言いながら手に取った。

お腹が空いたので夜ご飯を食べるために外へ。

A「涼介、どこでご飯食べる?さっき調べたらすぐそこに」


涼介「A、ちょっと目瞑って。」

言われたとおり目を瞑ると耳に触れられる。
何してるんだろ....

涼介「はい!いいよ!」

目を開けると今度は写真を撮られた。

A「なんで急に撮るの」

私の方に画面が向けられる。
写っている私の耳にはさっきのお店で可愛いと言っていたピアス。

A「....ありがとう。」


涼介「すごい可愛い。」

また唇が重なる。
さっきとは違う、ちょっとドキっとするキス。

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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年5月19日 18時

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