ラピスラズリ②【0048】 (ページ21)

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071# お披露目の場／Ⅵ ページ21

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レッスンばかりの日々。だが先日、青い海・白い砂浜・輝く太陽という三拍子が揃った場所で水着に着替えてプロモーションムービーの撮影があった。今はそれを編集した映像を77期の面々で視聴中。

音は『真夏のSounds good!』。真琴と友歌、凪沙が海ではしゃいで楽しそう、かと思った矢先には智恵理と私へ映像が切り替わる。そして誘惑するようにWウインク。

鈴子と楚方、織音の3Sの後は、海からレッスン場へ。歌やダンスのレッスンの様子だ。一部はインタビューも受けていたっけ。

夏を感じさせるキラキラした映像。しかし定期的に黒の背景に白地の文字という、ファンの期待させるような文言を映す。

【彼女たちは77期生】

牛『織音、遅れてるよ！』

織『っはい！』

【辛いレッスンも、一緒に頑張る仲間がいるから乗り越えられる】

凪『Ah - Ah - Ah - Ah - Ah ～♪』

【彼女たちは日々成長している…。やがて花咲く日のために】

【Q. 誰の名前を襲名したいですか？】

真『わっ、わたしは！どなたの名前でも有難く頂戴したいと思いますっ、はい！』

楚『そなたね〜、多田愛佳(らぶたん)！』

織『わたしは………指原莉乃(さしこ)さんになりたいです』

【彼女達の瞳は、まっすぐ明日を見つめている】

【77期生のこれからに期待しよう】

再生が終わると、ツバサさんがリモコンでTVを消した。「わ〜」とか「すご〜い」とか誰彼が言う中、真琴は何故かソファから勢いよく立ち上がって不安そうに頭を振っていた。

どうやら自分の水着姿に、くびれがないことを気にしているらしい。そうかな？よく分からないけど。せめてあと2cm引き締めたかったと嘆いているが、ツバサさん曰く「もう秋葉星だけじゃなく、ネットで全宇宙に配信されている」らしい。

「いい？お客様への77期生お披露目ももうすぐよ。ステージではなく、芸能防衛圏の星での握手会になるわ」

「握手会でお披露目！？」

てっきり歌って踊る、ライブでのお披露目だと思っていたらしい友歌は驚く声を上げる。いや、ムービーでしか情報がない私たちのライブを誰が見に来るってのさ。

まだ公式サイトにもメンバーとして載っていない。ファンもいないのに、お客さん入らないでしょ。

「ええ。AKB0048にとって、握手会はとても重要な場所。お客さん達と直に触れ合えて生の意見を聞ける、最高の機会なの」

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