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「でも、運営から合格者にはチケットが渡されてるはず……」
「………合格してないもん」
「「「「えぇーーー！？」」」」
織音の言う通りだ。私も、他のみんなもそれでこの船に乗っている。普通に乗ろうとするならば子どもにこの金額は優しくない。
楚方は両手をテーブルの縁に付けて、凪沙と友歌の間からおずおずと顔を出した。むくれたように頬がほんのりピンク色に染まっている。
「AKBになるって言ってたじゃん！ 一次審査落ちてたの！？」
「なれるもん！！」
「だっ駄目だよ、出てきちゃ」
「そなた諦めないもん！ 一度だってちゃんとそなたのこと見てくれたら……偉い人、分かってくれるもんっ……！」
立ち上がって、楚方は友歌を見下ろした。眉を上げて、涙もポロポロ零しながら。この子は本気だ。年齢が足りないとか、一次が受からなかったとか。そんなの関係ないんだ。
今、絶対なる。その意志が伝わってきて、誰も正しいことは言えなくなってしまった。この沈黙を破ったのは楚方のカミングアウトにも全く動じずにティータイムを続けていた鈴子。
「大丈夫です」
「え？」
「楚方さんは、合格する可能性がとても高いです」
鈴子はカップを置いて顔を上げる。身長154センチ以下は受かりやすい。マロンカラーのセミロングは、過去凄まじい人気だった3代目
本当に、会ってみたら受かるかもしれない。楚方のは根拠なき自信ではなくデータと合致するものだ。鈴子はそう言いたいのだろうか。
……にしても、傾向も調べて分析してるなんて。友歌がマニアックと言うと、鈴子はカチャリとメガネをかけ直す。自分にとってAKBは命だと言い放った。
「わっ、わたしだって大好きだもん。絶対に受かりたい！ だけど………自信ないよ〜っ！！」
それに負けじと真琴が勢いよく立ち上がるが、度胸ありそうなことを言う割にすぐ弱音を吐く。悪いことではないけど、勿体ないなぁと思った。
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【
最年少(10)。年齢制限以下＋一次不合格にもかかわらず、とある目的のため密航してまでオーディションを受けに来た
いつも元気。無邪気で素直。ムードメーカー的存在。渾名を付ける癖がある。似ていない姉がいる
髪型はツーサイドアップ。身長は一番低いが運動能力は高い。少々野性的な天然児。うさ耳のフードや帽子をよく被る。好物はミートボール、ミートスパゲティ。日課に豆乳を2L飲む
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» これから続編に向かうところです！！とても好きです😭✨ 全部が全部脳内で有声再生されるくらい好きなのでこんな素敵な作品に出会えて嬉しいです....！ (2月2日 4時) (
レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 当作品を読んでいただいてありがとうございます！ 放映当時のワクワクはもちろん、当作品ならではの展開もまとめて楽しんでいただけたら幸いです。 (1月31日 5時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 00の作品に出会えたことがすごく嬉しいです...小さい頃から大好きなアニメだったので感慨深い.... (1月30日 22時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年6月30日 15時
