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秋葉星にやってきて、研究生として共同生活を始めてから一ヶ月。それなりに習慣みたいなものができていた。
部屋に戻って練習着に着替えているとき、やっと眠気が冷めた智恵理が思い出したように切り出す。
「そういえばAは？」
「外で走っているのかと思ったけど、朝ごはんの時も姿が見えなかったね」
「もしかしたら……先にレッスン室に行ってるのではないでしょうか。昨日牛山先生に注意されたところを練習する予定でしたが、たかみなさんに呼ばれて時間が無くなったと言ってましたし」
「なるほど」
「じゃあ……先にレッスン室にいるのかな」
準備して部屋の外へ。友歌たち、それに彼方さんたちもすでにいた。わたしたちが最後らしい。
……で、彼方さんもやはり智恵理と同じことが気になったようだ。鈴子の見立てを話すと、可能性があるとこれまた頷いていた。
「走っちゃダメ。ギリギリ競歩」
77期「「はい」」
朝食を済ませて向かうのは寮のレッスン室。講師の牛山先生の斜め後ろ。一番先生の動きが把握しやすいベストポジションを狙うため、みんな一番乗りを目指す。
まあ今日はAに先を越されたと思うけれど。
おはようございます、の声と同時に二枚ドアを開けた。牛山先生、それにAがいるだろう。そんな思いだったのに、中には誰もいない。明かりもついておらず、シーンとしていた。
「……え？」
「二人とも、いないね……」
「何してるの？」
呆然とする背後からツバサさんの声。わたしたちが振り返ると、ツバサさんは「レッスンは無いわよ」と言い放った。
「今日は月に一度の完全な休養日。あなたたちだけではなく、襲名もね」
「「「「えええぇっ！！」」」」
「……そういえば」
「つい忘れてしまいますわぁ〜」
77期が驚く隣で、彼方さんは腰に手を当てる。やらかした、というように頭を抱えた。美森さんも目を閉じて眉を下げている。
突然のおやすみ宣言。着替えてやる気も充分だったのに、この熱はどうすればいいんだ。
「あら、そうだったの？ さっきAが出ていったから、彼方と美森が77期にも言ってたんだと思ったわ」
「えぇっ、あの子知ってたの！？」
「知ってた……って、逆にどうして彼方と美森が把握していないのよ」
先生がいないのに今日どうしてすごそう。レッスンの日々だったから何をすればいいのか全然浮かばない。
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» これから続編に向かうところです！！とても好きです😭✨ 全部が全部脳内で有声再生されるくらい好きなのでこんな素敵な作品に出会えて嬉しいです....！ (2月2日 4時) (
レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 当作品を読んでいただいてありがとうございます！ 放映当時のワクワクはもちろん、当作品ならではの展開もまとめて楽しんでいただけたら幸いです。 (1月31日 5時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 00の作品に出会えたことがすごく嬉しいです...小さい頃から大好きなアニメだったので感慨深い.... (1月30日 22時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年6月30日 15時
