35# センターノヴァ ページ35
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入寮記念の豪華ディナーを堪能したら、お風呂まで自由時間。個人で行動する者、固まる者、全て自由。私は前者だった。
一階への階段を下りると鈴子の背中を発見。彼女の視線の先には、かつて、とある役目を背負った卒業メンバーの写真がズラリ。
声をかけようとした直後、凪沙たちがやってきた。話し声に気づいた鈴子はこちらを振り向く。
「鈴子さんとAさん、何してるの？」
「リンダです」
「私も呼び捨てでいいよ。それと、凪沙と同じく声をかけようとしていたところ」
「A分かった。……り、リンダ。何してるの？」
改めて凪沙が問うと、鈴子は目を伏せて写真へもう一度向き直す。ここにあるのは歴代のセンターノヴァの写真だ。
センターノヴァ。それは以前まで00にいた不動のセンターのことだ。現在、その制度は休止されている。
「今のAKB0048は、曲によってセンターが変わります。でも、少し前までは。真ん中に立つ人が決まっていたんです。最後のセンターノヴァは、13代目
「覚えてる！ 13代目あっちゃん」
「子どものとき見たライブに出てたよね」
「素敵だったよね〜」
13代目あっちゃんは歴代のセンターノヴァの中でも、指折りにキララを発光させていたひとり。卒業して数年経った今も、大勢の人の心に深く刻まれている。
最推しではなくても、あまりの眩さに誰もが一度は魅了される存在。凪沙たちも、彼女がいた時期のライブを見たことあるんだ。3〜4年経っても記憶は色褪せない。
「13代目あっちゃんの前は、5代目
「すごい……歴史があるんですね」
「ふふ。私ね、5代目みぃちゃんがセンターノヴァだったときのライブ、生で見たことあるんだ」
「そうなの？」
「うん。それで00のファンになって、それ以来みぃちゃん推しなの」
「……だからAさんは、みぃちゃんの写真を見て顔が緩んだんですね」
「え、マジ？」
肯定するように頷く鈴子。……何これはっず。
思わず口許を手で隠した。そしたら三人は微笑ましそうに笑う。うぅ……。
「でも、どうして廃止されちゃったんだろう……」
あれ、凪沙の後ろにいるのって……え？
静かにしてて？ はい。
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» これから続編に向かうところです！！とても好きです😭✨ 全部が全部脳内で有声再生されるくらい好きなのでこんな素敵な作品に出会えて嬉しいです....！ (2月2日 4時) (
レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 当作品を読んでいただいてありがとうございます！ 放映当時のワクワクはもちろん、当作品ならではの展開もまとめて楽しんでいただけたら幸いです。 (1月31日 5時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 00の作品に出会えたことがすごく嬉しいです...小さい頃から大好きなアニメだったので感慨深い.... (1月30日 22時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年6月30日 15時
