11# DES襲来 ページ11
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今度はカフェエリアに移動した。端の方。周りにお客さんは居ないけれど、楚方はしゃがんで大人しくしている。少しして三人と合流した。智恵理は見つからなかったようだ。そして凪沙の様子がおかしい。
智恵理を探して走り回っていたら、ある人に言われたらしい。オーディションではみんなライバル。彼女を船員に差し出せば、自分の合格率が上がる……。
正論と言えばそうだろう。現状、各々が何を得意とするか分からない。もし実力のある者がいたなら、その時点で蹴落としたいのは至極自然なことだと思う。
そんなことを微塵も考えたことがなかった凪沙。アホだったのかなあと言う。落ち込む彼女へ拍車をかけるように楚方がアホアホと繰り返すと、友歌が楚方の頭を軽く小突いた。
「アホとは言わないけれど凪沙はちょっと悠長かもね」
「わたしは……みんなで受かったらって、みんなで笑顔になれたらって。ただ、それだけだった」
「凪沙……」
「分かんないよ？ みんな受かるかもしんないじゃん」
「うう……無理無理。絶対無理だってー！」
「……横溝真琴。性格、ネガティブ」
「鈴子さん……」
みんな「は」受からない。仲良しこよしをしても、落ちたらそれが原因で友情が破綻するかもしれない。合格した友人を素直に応援できるまで時間がかかるだろう。
真琴はまたも無理だと頭を抱えている。なんか、ずっと同じことを言っているような。それを見て、鈴子は「真琴はネガティブ」という旨を携帯にメモをする。
「……なに？」
放心したように天を仰いでいた凪沙。なにかに気づいて、腕を伸ばして空を差す。同じように見上げると、不規則に宇宙を飛ぶ光が五つほど、目に入った。
それはどんどん接近してきて、大きくなる。なんだろうと目を凝らして眺めていたそのときだ。警報が鳴り響く。何かが衝突したような地響き。頭の後ろをソファの背もたれにぶつけた。
「これってまさか、」
「DESの攻撃！」
再度空を見上げると、今度はくっきりとDES軍の宇宙船がいくつも見えた。織音は凪沙に、真琴は鈴子に。怯えてしがみついている。
強襲と鈍い地響きはその後も続く。すると次は天井を熱で溶かし、銃を持ったDES兵が中へ侵入してきた。立ち上がったとき、楚方が腰へ手を回してくる。気休めにしかならないが肩を抱いた。
『この船は、我々DESが制圧した。船内にAKB0048のオーディションに参加予定の少女が数名乗船しているとの情報を受けた』
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» これから続編に向かうところです！！とても好きです😭✨ 全部が全部脳内で有声再生されるくらい好きなのでこんな素敵な作品に出会えて嬉しいです....！ (2月2日 4時) (
レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 当作品を読んでいただいてありがとうございます！ 放映当時のワクワクはもちろん、当作品ならではの展開もまとめて楽しんでいただけたら幸いです。 (1月31日 5時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 00の作品に出会えたことがすごく嬉しいです...小さい頃から大好きなアニメだったので感慨深い.... (1月30日 22時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年6月30日 15時
