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俺はオドオドしながら下を向いて歩く。
「ってかさ。大野も含めて,なんなの。あいつの見方するやつら。」
「ほんとだよ。頭おかしいよな,あれ。」
どんどん大きくなってくる声に,ごくりとつばを飲み込みつつ,顔を上げた。
そしたら……。
……あ。
松本くんたちは俺に気づかず話してる。
けど…。
松本くんの後ろにいる人に目がとまった。
白髪交じりのおばあさん。
小さな声で,
「……道…開けて下さい…。」
そう言ってるのが聞こえた。
だけど,それには気づいていないのか,おばあさんの声を遮るように松本くんたちの大きな声が静かな住宅街の道路に響いた。
「でさー。」
「あの…すいませ「あっ。そんで。明日櫻井を__。」
「ねえ…っ!」
気づけば俺は一歩踏み出して松本くんに声をかけてた。
できるだけ関わりたくなかったけど……。
「あ…?」
松本くんが一瞬方を震わせたあと,顔をこちらに向けた。
「その…。えとさ。うしろのおばあさん。通してあげて…。」
「は…?」
チラッと後ろに視線を向けた松本くんは,
「あ…。」
って小さくつぶやいた。けどその場から動こうとしない。
そしたら松本くんの取り巻きの子が,道をあける。
おばあさんがいなくなったのを見て,
「お前,紳士じゃーんっ。」
「そうかー?」
また大爆笑が広がった。
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わかぶー(プロフ) - さたむー。さん» うん,ありがとう♪ (2014年10月20日 23時) (レス) id: 10c405215e (このIDを非表示/違反報告)
さたむー。(プロフ) - わかぶーさん» ガンバです! (2014年10月20日 23時) (レス) id: a59d1385fa (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー(プロフ) - さたむー。さん» 今テスト勉強してるからねぇ,テスト終わればいいんだけど,明日明後日頑張ってきます♪ (2014年10月20日 23時) (レス) id: 10c405215e (このIDを非表示/違反報告)
さたむー。(プロフ) - わかぶーさん» わたしゃも亀夫だお! (2014年10月20日 22時) (レス) id: a59d1385fa (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー(プロフ) - 田中 サタムーさん» うわ,近いっ。てか私最近更新がめっちゃ亀だ。亀以下だ。どーしよっ。 (2014年10月20日 21時) (レス) id: 10c405215e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わかぶー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=0036264675
作成日時:2014年10月17日 22時