春千夜 ページ22
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『……え、……。』
私は警戒心剥き出しの表情で春千夜を見上げた。
春「別に取って食ったりしねぇよ…多分。」
『…いや、"多分"って。笑」
春「蘭には俺と出掛けるって連絡しとけ。
アイツが帰ってくる前にはちゃんと帰す。」
『どこに行くの？』
春「買い物。」
それなら…と春千夜を信用して
スマホで蘭さんにメッセージを送った。
ホテルの裏口から出ると
スタッフが車を停めて待っていたらしく、
「行ってらっしゃいませ」と言われて。
春千夜がスタッフから車のキーを受け取り
助手席のドアを開けてくれた。
「乗れ」と言われて、
私は促されるまま助手席に座ると
春千夜が運転席に乗り込んだ。
『え…春千夜が運転するの？』
春「俺の車だし。何か文句あんのかよ。」
『ううん、ないけど…今大丈夫なの？』
春「……何が。」
『……お薬。笑』
春「キマッてねーよ、見りゃ分かんだろ。笑」
春千夜はそう言って車を発進させた。
運転は意外と荒々しくなくて快適。
梵天幹部は皆運転するっぽいけど、
運転してる姿がとにかくかっこいい。
マイキーだけ運転してるとこ見たことないけど。
『ねぇ…春千夜は何でホテルの部屋買ったの？』
春「女連れ込む用。自宅は知られたくねぇもん。」
『へぇ…やっぱ遊んでるんだね。笑』
春「まぁ…それなりに。夕べは一人で泊まってたけど。」
『ふぅん…』
春千夜ってどんな風に女性に接するんだろう。
普段の春千夜を見てると、想像がつかない。
私は襲われかけたことはあるけど
あんな感じなのかな…。笑
ちょっと懐かしいあの時のことを思い出した。
しばらく無言でいたら
高級ブランドショップの前で車が停まる。
春千夜と私が車から降りると、
お店のスタッフが出てきて運転席に乗った。
そのまま車を駐車場に停めてくれるらしい。
2人でお店の中に入ると、
数名の店員さんが私達に向かって頭を下げる。
春「…支払いの時に呼ぶ。」
店員「かしこまりました。」
そう言うと店員さんはサッと店の奥に消えた。
だから、何がどうなったらこういう待遇になるの…
いっぱいお買い物すればそうなるの？
それとも犯罪組織の圧力？笑
店内を見渡すと、他にお客さんもいないけど
もしかして…
春「貸し切りだからお前も好きに見ろよ。
欲しいもんあったら買ってやる。」
やっぱり、貸し切りだ。
そして春千夜は私を見て「結婚祝いな」と微笑んだ。
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yuu(プロフ) - ちぃさん» 結婚したー(´ `*)裏も読み返してもらえて嬉しいです♡寝る前にベッドの中で読むのがおすすめ！笑♡いつもありがとうございます♪♪ (2021年12月3日 20時) (
レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 夢主結婚したー！愛され夢主・溺愛蘭ちゃんがほんといいです！裏は何度読み返したことか…yuuさんの裏の描き方すごく好きです！←ひとまずお疲れ様でした！4も楽しみです笑笑 (2021年12月3日 20時) (レス) @page50 id: 1f03340a86 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - skrさん» 読み返すだなんて嬉しすぎる…(;o;)♡そう言っていただけると書いた甲斐があったなと思えます、ありがとうございます(*´ `*) (2021年12月3日 20時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
skr(プロフ) - いつも陰から読ませてもらってます！1もまた読み返すぐらいこの作品が大好きです(*´-`)これからも応援しています！ (2021年12月3日 20時) (レス) @page50 id: 7c7044e688 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ATR214YSさん» ありがとうございます(;_;)♡他のキャラもチラッと出したくて！無理矢理感ハンパないですけど、出してよかった♪ (2021年12月3日 18時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuu | 作成日時：2021年10月5日 22時
