嬉しいけど、もとの世界に戻して！？！？【呪術廻戦】《完結》

ちょっと待って私の心の準備がァァァ！！！ ページ40

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『何かもうヤダ』



今から花御登場するんだもん。

花御出てこないで、そしたら棘君は吐血しなくて済むし。









そうだよ、元はと言えば花御が悪いし！！

花御謝れ！！(((殴









「……？？……おかか、」







棘君も花御のことに気付いたのだろうか。

私たちの目の前に現れた楽巌寺学長が放した呪霊の首が転げ落ちる。




そして、花御が登場する。









棘君は咄嗟に私を庇ってくれた






「〜…ー、……」





これ、花御のセリフ逆再生したら「あら、１人ですか？」になるんだよね。

意外と親切、ってな。









「しゃけ、いくら、明太子」





『身長高い……、』







花御って身長高いんだね。

初耳だよッ、何なんだよコノヤロウ！！(逆ギレ)









「すじこ、」






そして、私は咄嗟にヤバいと感じた。

花御が私に意識を向けたのだ。








私に近付き、腕を伸ばしてくる。






『え、……』









花御になら触れられてもいいけど、今はなんとなくやだ。

私は棘君一筋だし←←









「動くなッ！！」







『うへッ！？』







ここで棘君の呪言無かったよね……？？

待って発狂、死ぬ。









花御は動けなくなっていた。

その途端、その時間を使って棘君は私の腕を引っ張る









『えッ、』





私の目の前には黒い服。

私の背中には固い腕が回っている。









上を向けば棘君の綺麗な天使顔。

待ってこれ、どゆこと。









『ちょ、何でお姫様抱っこなんですか！？！？！？』







いや、私死ぬって。

殺す気でしょうか！！えぇ、そうですよね！！









『死ぬぅ……、、』







棘君が走っている。

重い私を抱えて。









『ごめんなさい、重いよね……、、』








ていうか私走れるよ？？

舐めんなよ、私一応足速いからな。





足の速さには自信あるぞ。









棘君にお姫様抱っこしてもらえるなら文句ないけど。(((殴









「おかか、」






出ましたお世辞の「おかか」！！！

嬉しいけどなんか悔しい！！




何で！？(知るかよ)









後ろから花御が追いかけてくる。

急いで屋根の上に飛び、屋根の上を走る棘君。







ごめんね、私のせいでスピード落ちてるよね……。









その途端、「狗巻先輩！？と、A…？？」という伏黒の声が聞こえた。

待って、これって、確か……。








「に、げ、ろ」





ほらねぇぇぇぇぇ！！





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降ろしたくない理由を教えてくれよ。→←ぴえん、ぴえん、私泣いちゃうよ〜。

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