犬の勘 ページ40
志麻side
いや、まずい。うらたさんは聞こえてなかったらしいが俺とセンラくんには坂田の言葉が聞こえていた。Aを守るためにそっとみんなから外れ、センラくんとAを抱いたまふくんは人だかりから少し距離をとる。そして、ツイッターを見た時だった。
"うちの近くにうらたん！！"
"天月くんに似てる人がいる…‼ショッピングモールだよ!!"
"甘党加湿器発見!!"
"まふくんいる！ショッピングモール！"
"浦島坂田船がショッピングモールに!!"
"まふくんいます!!"
なんや、これ…とりあえず、うらたさん達と一緒に居なくて正解だ。うらたさんに"A守ります"とだけLINEしてまふとセンラくんに伝えた。
志「ツイッターで結構話題になってるらしいで。」
セ「やっぱり…坂田がいて良かったです…」
ま「ど、どうします…？家に戻ってもまたAちゃん悲しませるだけだし…」
志「どうにかせぇへんと、「きゃー！！」」
振り向けば何十人の人がこちらを見ていた。というか走って来た。やばい、でも、突然の事で理解出来ず、動けなかった。ふいにセンラくんが俺の手を引っ張る"逃げるで！"とまふと一緒に走る。と、曲がり角を曲がって、少しスピードを落としたところでまふが振り返った。
ま「とりあえず、Aちゃんを安全な場所に…「まふくんだぁ!!」」
セ「まふくん！危ないです！」
ま「え、ちょ、まっ、「きゃぁ〜!!」」
前を見てなかったまふの前にまたもや何十人もの人だかり。後ろに逃げる暇もなかった。どちらからも挟まれ、取り合いっ子。そして、まふの姿が見え無くなって、少し前に進めば今にも潰されそうな感じで女の子に押し潰されるまふがいた。その時だった。まふが焦ったように目を開く。Aちゃんは居なかった。
まふまふside
ま「え、ちょ、まっ、」
そのまま人混みに突進する。それと同時に、何十人もの人に囲まれた。Aちゃんを抱いていた手に誰かの手がかかるのに気づきはしなかった。"きゃー！"、"まふくんだぁ！"、"センラさんも!!"、"きゃぁ!!志麻くん〜!!"、ど、しよ、やばい…
ま「ちょ、離して！通して！」
「まふくん〜！」
「ってか！この子何？子供じゃないよね？え？」
ざわめきが起こった。そして、Aちゃんを引き剥がされた。
ま「だめ、やめろ！！おい！通せ！」
「まふくん！きゃああ！」
Aちゃんがどっちへ行くのかも分からない。それぐらいの人混みに囲まれ既に分からなくなってしまった。
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悠 - 頑張ってください！ (2020年6月11日 21時) (
レス) id: d1b64e1eb9 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - この小説凄い面白くて何回も読み返してます！笑更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年2月15日 1時) (レス) id: bbc4110774 (このIDを非表示/違反報告)
恋花ﾚﾝｶ - すとぷりすなーなので嬉しいです!私も中学生なのですが学校で辛いことがあったため学校を休んだりします。ですがなのさんほどではないと思いますが本当に辛くて今でもたまに引きずってしまうことがあるのでなのさんは前に進んでいて凄いと思います。長文失礼しました。 (2019年12月18日 10時) (レス) id: 1d9528a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
千春 - 夢主ちゃんがこれからどうなるのか、気になります。更新頑張ってください、楽しみにしています。 (2019年12月13日 16時) (レス) id: c6d92e4cb3 (このIDを非表示/違反報告)
のの - 面白かったです。続きが気になります。更新楽しみにしています (2019年12月3日 22時) (レス) id: ee4a1ee787 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月17日 14時
