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そらるside
今から2ヶ月ぐらい前の話かな。ふとした話から坂田が"「Aちゃん、友達居らんの？」"その言葉が始まりだった。
そ「確かに。例え学校に行ってなくても、近くには居なかったの？」
『居たよ！1人だけ！』
天「おー！どんな子だったのー？」
『んーとね、同じ感じの子だったよ！』
そ「そっか、会いに行く？」
『ううん！その子、もう居ないの。』
「え、？」と、その場が静まり返る。Aは頭に？を浮かべて"それがね、私も謎なの"と、ぽつりぽつりと話し始めた。
Aside
これは、昔の私と"しろか めいちゃん"っていうお友達と遊んでた日のこと。
めいちゃんはね、私と同じ環境の子だったの。だから、すぐ仲良くなれたし、何かあれば近くの公園で集合していっぱいお話したの。でも、めいちゃんと違うところは、めいちゃんはお父さんからも虐待を受けていたということ。私にはお父さんという逃げ場があって、微かな幸せがあった。
私はそれをめいちゃんに言わなかった。理由はなくて、単純に忘れてたから。
今日もめいちゃんと集合した。
『めいちゃん！』
め「Aちゃん！今日は行きたいところがあるの！」
と、彼女には珍しく笑みを浮かべていた。そう言うと紙を取り出した。彼女はその紙を私に見せながら言った"ここに行けば楽になるんだよ"って。
難しい漢字で読めなかったけど、確か、漢字はね、
"人身売買会場"
だったかなぁ。めいちゃんは"私ね、今日ここに呼ばれてるの！だから一緒に行こ？"って言われた。"大丈夫！どうなるかはお母さんから聞かされてるから！"と、付け足して。
ここかな？そう思って周りを見ると路地裏の暗めなところ。近くの板にはさっきの紙と同じ内容が書いてあった。すると、中から仮面を被った男の人が出てきた。
「あ、商品か。こっちにおいで。」
め「ほら行こ！」
『ま、待って、私は、呼ばれてないから、』
め「そんな事いいから早く！！」
めいちゃんが私の腕を引っ張る。痛くて思わずよろける体を構えた。入っては行けない、そう感じたから。
それでも引っ張り続けるめいちゃんを不審に思った。
『今日のめいちゃんおかしいよ！』
め「私1人が嫌。1人で死 にたくない。アンタも一緒よ。」
今まで聞いたことの無い冷たい声が私の耳を掠った。
め「アンタを信じてたッ、！お父さんには、愛されてるのね、アンタだけずるいッ、！一緒にここで死 ぬのよッ！」
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悠 - 頑張ってください！ (2020年6月11日 21時) (
レス) id: d1b64e1eb9 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - この小説凄い面白くて何回も読み返してます！笑更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年2月15日 1時) (レス) id: bbc4110774 (このIDを非表示/違反報告)
恋花ﾚﾝｶ - すとぷりすなーなので嬉しいです!私も中学生なのですが学校で辛いことがあったため学校を休んだりします。ですがなのさんほどではないと思いますが本当に辛くて今でもたまに引きずってしまうことがあるのでなのさんは前に進んでいて凄いと思います。長文失礼しました。 (2019年12月18日 10時) (レス) id: 1d9528a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
千春 - 夢主ちゃんがこれからどうなるのか、気になります。更新頑張ってください、楽しみにしています。 (2019年12月13日 16時) (レス) id: c6d92e4cb3 (このIDを非表示/違反報告)
のの - 面白かったです。続きが気になります。更新楽しみにしています (2019年12月3日 22時) (レス) id: ee4a1ee787 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月17日 14時
