歌い手達は幼女を拾ったようです

ほんのり事件 ページ47

まふまふside




Souくんが帰り、落ち着いた頃だった。




そ「んー…ねむ…」


さ「むすーっ…」


う「ふぁぁ…」


ま「あっ…！天月くんめー！」


天「うわぁぁぁ！？まふぅ…！！」


る「まふ頑張れー」



ねむ、と言って項垂れるそらるさん。


クッションに顔を埋めて拗ねているさかたん。


欠伸をし、眠そうにするうらたさん。


そして僕と天月くんはゲーム。


それを見ているのがるすくん。



あぁ、普通だな、と感じながらゲームを続行する。




すると




がたがたっ、がたんっ…



そんな音と共に




『いっ…！！いたっ…！』




Aちゃんの声が響いた。




そ「A！？」



さっきの眠気はどこえやら…



すぐに立ち上がりダッシュで向かって行った。




声がした方に行くと


散らばっているトイレットペーパーと



それを棚にいれようとしたかったのか真ん中で手にすり傷をしているAちゃん。




天「Aちゃんっ！？どうしたの！？大丈夫！？」


ま「救急箱！きゅ、救急箱！！」


歌「僕がやるよ！」


『大丈夫、だよ…いれようと思ったら落ちてきて…いたた…』


る「大ケガやなくてよかったぁ…」


セ「そうですね。」




みんなが手当てをし、大ケガじゃなくてよかった、と思っているなか、そらるさんのドス黒い声が響いた。



そ「A、その傷、トイレットペーパーがやったの？」


ま「そ、そらるさん！？」


『えっ…そうだけど…』


そ「…」




するとそらるさんは黒い笑みを浮かべた。



そ「ねぇ、なんで…Aに怪我させてんの、君。」




ついに頭が可笑しくなったのかトイレットペーパーに怒りだした。←



しばらく見ているとみんな笑いを堪えている。



遠くから見たらヤバイ人だよ←



近くで見てもヤバイけど。



そ「…わかった？トイレットペーパー君。次やったらまとめて流すからね？」←



そう言い、一つ一つ片付けるそらるさん。



そらるさんはAちゃんの血が少しついたトイレットペーパーを持ち、目にするとまた黒い笑みを浮かべて去って行った。



その後、トイレが詰まったなんて僕は知らない。←

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